今こそ「牛乳」を飲もう!

新型コロナウイルスにより、学校給食の中止やカフェやレストランなどの休業によって、業務用の「牛乳」や生クリームなどの乳製品の需要が落ち込んでいるそうです。

お家時間が増えたこともあってか、家庭向けの牛乳などの販売は伸びているようですが、原料となる生乳の需要は本来のこの時期と比べると激減しています。これにより行き場を失った「牛乳」が問題になっていますね。

農林水産省大臣の話では、買い物の際に牛乳やヨーグルトを普段よりもう1つ買ってもうことで、酪農家の生産を守ることになるということですから、みんなで協力したいところですね。

「牛乳」は準完全栄養食品!

牛乳は、各種栄養素がバランス良く含まれた準完全栄養食品です。生命維持のために不可欠な三大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物に加え、日本人の食生活に不足しがちなカルシウムなどのミネラルやビタミンA、B2などを豊富に含んでいます。これらの栄養素は各々の働きを補い、お互いを消化吸収しやすくしています。

「牛乳」といえば、カルシウム!

なんといってもカルシウムが豊富な「牛乳」は、子供の飲み物というイメージがありますが、これは牛乳に含まれるカルシウムが成長過程にある子供の骨格形成に役立つからです。そのため学校給食が始まった当初から毎日、必ず牛乳が出ています。

カルシウムなどが豊富に含まれていることから、最近は子供だけでなく、大人や高齢者にも大きな効果があると言われています。カルシウムが不足すると高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病、骨粗鬆症などを引き起こす原因となります。ファーストフードやジャンクフードの増えた現代の食生活では不足しがちなカルシウムだからこそ、牛乳・乳製品は積極的に摂取しましょう。

カルシウムは消化吸収が悪いとされていますが、牛乳のカルシウムは他の食品のカルシウムよりかなり吸収率が高いそうです。これは牛乳に含まれる乳糖がゆっくりと分解吸収されることで、腸内バランスを整え、カルシウムの吸収を促進するためなんだそうです。また、カゼインという良質のタンパク質は、消化される途中で、カゼインホルスペプチドとなって、やはりカルシウムの吸収を促進するのです。こういったことで、牛乳カルシウムは高い吸収率を示すと考えられています。

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