冬の不調に効果的な「大根」

胃腸が弱っている時や、のどが痛い時、風邪気味っぽい時に、ぜひ食べたい野菜が「大根」です。大根には炭水化物を消化するアミラーゼ、タンパク質を消化するプロテアーゼ、脂質を消化するリパーゼなど、様々な消化酵素が含まれていて、胃腸の働きを助ける作用があります。

また、大根の辛み成分であるイソチオシアネート類には、抗菌作用があるため、のどが痛い時などにも良いとされています。そのほかビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素も含まれていて、乾燥肌が気になる季節や、飲み会続きでむくみがちという症状にも効果が期待できます。

大根の栄養を摂取するのは「大根おろし」がオススメ!

大根の栄養素をそのまま摂取するには、「大根おろし」がオススメなんです。大根は部位によって味が違うため、特に大根おろしにして食べると、生のままなので大根の味の違いがよくわかります。

辛い大根おろしがお好みなら、大根の先端部分を使いましょう。この部分は水分が少なく、繊維質で、辛みが強いのが特徴です。一方、辛くない大根おろしがお好みなら、葉に近い部分をおろしましょう。葉に近い部分は辛さ控えめなので、お子様でも食べやすいです。

「大根おろし」で、風邪に対しての免疫力を高めよう!

風邪は、疲れや冷え、ストレスなどで免疫力が下がった事が原因で起こる症状なので、免疫力を上げれば、体の中にいる風邪菌を追い出すことができます。「大根おろし」には、風邪予防で有名な成分のビタミンCも豊富で、免疫力が上がり、鼻や喉などの粘膜の強化にもなるので、風邪予防につながるのです。ビタミンCには、ウイルスを撃退する作用もあるので、すでに風邪をひいてしまった場合でも、回復が早くなるようです。

のどの痛みにも「大根おろし」が効果的!

風邪でのどや器官で炎症が起きていると、腫れて痛みを伴います。そんな時には、大根おろしの辛味成分であるイソチオシアネートが効果的。炎症が起きているのどや器官の炎症を鎮めてくれる効果があります。殺菌効果もあるため、ウイルスでイガイガしているのどをスッキリさせてくれる効果もあります。

また、咳を抑える働きは、効果のある食材の中でも「大根おろし」の効果がダントツのようです!辛み成分のイソチオシアネートには、ウイルスを撃退し、粘膜を強化して免疫力を高めてくれる効果があるので、つらい咳によく効きます。大根おろしの汁にも炎症を鎮める効果がたっぷり入っているので、食べる時は、汁ごと摂取するようにしましょう。

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