古くから栄養価の高い食品として知られているごま。どんな効果があるのでしょうか。
近年でも、食用油や薬味として。また、ごま油は食用のみならず、インドのアーユルヴェーダにも用いられ幅広く利用されています。
血中コレステロールの低下
ごまにはリノール酸やオレイン酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸は、血中の悪玉コレステロールの低下に効果があり、過酸化脂質を作りにくくするとともに、動脈硬化の予防に役立ちます。
ちなみに、リノール酸やオレイン酸は人体では合成できないので、積極的に摂取していきたい栄養です。とくにリノール酸は必須脂肪酸に分類されています。
オレイン酸はオリーブオイルに豊富として有名な成分。他にも胃酸の分泌の調整や、腸の蠕動運動を促したり、便を柔らかくする効果があります。そして、ごまに含まれている食物繊維の働きも加わって、胃腸の調子を整えるのに有効な食材と言えます。
アンチエイジング
ごまでもう一つ 押さえておきたい栄養は、セサミンとセサミノール、セサモリンです。中でもセサミンはなんとなく聞いたことがありますね。
これら成分は抗酸化物質の一つで、共に強い抗酸化作用を持っています。ストレスなどの要因で過剰に派生する活性酸素の働きを抑え、老化を防止して動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病の抑制に効果があります。
セサミン、セサミノール、セサモリンはゴマグリナンの一種です。ゴマグリナンの中で最も多く含まれている成分がセサミンで、肝機能の向上効果も期待されています。
また、ごまを加熱すると、より抗酸化力の強いセサモールを増やせます。熱によってセサモリンが分解しセサモールへと変化させることができるからです。
ミネラルが豊富
ごまは鉄分や亜鉛、カルシウムといったミネラルも多く含まれています。これらミネラルは意識しないとなかなか摂りにくい栄養です。
鉄分は女性に多い貧血の予防効果で有名な栄養です。また、葉酸もそこそこ含んでいるため、造血作用や貧血対策に毎日少しずつごまを食べるようにしましょう
亜鉛は代謝を促す働きがあるほか、正常な味覚を維持する効果も。味を感知する味蕾と呼ばれる舌の器官を作るため、味覚障害の予防になるでしょう。
骨の健康を維持するカルシウムは骨粗鬆症の予防のみならず、気分がイライラするといった神経の興奮を抑え、血圧の上昇を防ぐ効果もあります。カルシウムはビタミンDと一緒にとると吸収率がアップ。
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