はじめに

みなさんはドイツと言えばどんなイメージをお持ちでしょうか?
サッカー、ソーセージ、ビールなどいろいろと出てきます。
今回はそんなドイツのビールについて紹介していきたいと思います。

オクトバーフェスト

ドイツと言えば、ビール!そう答える方も多いのではないでしょうか。

そんなイメージを象徴するのが、毎年ドイツのバイエルン州ミュンヘン市で開催されているオクトーバーフェスト。
きっかけは1810年、当時の皇太子ルードヴィヒとザクセン皇女の結婚式を多くのミュンヘン市民が祝ったお祭りです。

現在では世界で最も規模が大きいお祭りとして、ミュンヘン市内の6つの醸造会社が運営する14の巨大ビールテントをはじめ、小さな屋台やアトラクションなど一日ではとても回りきれない広大な会場(その広さ、東京ドームの約9倍!)で多くのビールが飲み交わされます。
会場ではステージでの音楽や観覧車、ジェットコースターなどの移動遊園地など現代風に変化していますが、昔ながらの荷台にビール樽を積んだ馬車やブラスバンドの全長数キロに及ぶパレードは見所の1つとなっています。
ちなみに昨年は、600万人もの来場者によって、700万リットルものをビールが消費されたというから、まさに世界一のビール祭りですね。

歴史

世界的に有名なビール大国ドイツには、醸造所の数が1350以上、銘柄はなんと5000種類もあるといわれています。

ドイツで初めてビールが造られたのは、カール大帝が活躍した8世紀頃といわれています。ビールの原料となるホップ栽培が始まったのもこの頃で、現在も世界最大の生産地として有名なバイエルンのハラタウ地域に最初のホップ農園ができたという記録が残っています。
その後ビール造りが本格的に広まったのは、中世の修道院で盛んに造られるようになってから。厳しそうなイメージのある修道院にビールなんてちょっと意外な組み合わせな気がしますが、当時のビールは修道院へ救いを求めてやってくる人々のお腹を満たしたり、断食中の貴重な栄養分として大きな役割を果たしていました。宗教改革を行ったかのマルティン・ルターも大のビール好きだったそうですよ。現在もドイツ各地に修道院併設の醸造所が残っていて、造りたてのビールを飲むことができます。

種類

ビールは製造方法によって上面発酵、下面発酵、自然発酵の3つに分類されます。とはいえ約5000種類もあるというドイツビールのテイストは多種多様。全部制覇するのは一生かかっても難しそうですが、ここではまず押さえておきたい定番のビールや有名なご当地ビールをご紹介します。

■ピルス Pils
ドイツで一番人気なのがピルスビール。ドイツ中どこでもある定番ビールで、国内消費量の半分以上を占めるほど多く飲まれています。明るい黄金色でホップの苦みがきいたすっきりした味わい。日本で造られているビールもピルスが主流です。

■ヴァイツェン Weizen
その色からヴァイスビア(白ビール)とも呼ばれる小麦(ヴァイツェン)を50%以上使用したビール。ほんのりバナナやスパイスの香りがあるのが特徴。もともとはバイエルン地方のビールですが、現在はドイツ中に広がりたいていのレストランで飲むことができます。飲食店では長くてくびれのある500mlのグラスで出されます。

■へレス Helles
ヘレとはドイツ語で明るい、淡いという意味で、その名のとおり明るい黄金色でライトな味わいのビール。バイエルン地方でよく飲まれます。

■ドゥンケル Dunkel
ドゥンケルはヘルの反対で暗い、濃い色という意味。火で炙った小麦で造られるため色は濃い茶色。一見苦そうですがまろやかな味わいです。こちらもバイエルン名物。

■ボックビール Bockbier
シュタルク(強い)ビールとも呼ばれる、アルコール度数が普通のビールよりも高い(7%~)ビール。期間限定で造られるスペシャルビールで、毎年この解禁を心待ちにしているビールファンがたくさんいます。

ご当地ビールとしてとくに有名なのは次の2種。

■ケルシュ Kölsch
ドイツ西部の都市ケルンと周辺でのみ造られるホップがきいたキレのあるビール。地元愛の強いケルンっ子たちにとって、ビールといえばケルシュのこと。「シュタンゲ」とよばれる細長い専用グラスで飲むのがお約束です。

■アルト Alt
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デュッセルドルフ名物アルトビア
ケルンの隣町デュッセルドルフと周辺で造られる銅色のビール。アルト(古い)という名は、醸造方法が古いということから。「世界で一番長いバーカウンター」と異名をもつ旧市街でいろいろと飲み比べるのも楽しいですよ。

ドイツと言えば、ビール!そう答える方も多いのではないでしょうか。

そんなイメージを象徴するのが、毎年ドイツのバイエルン州ミュンヘン市で開催されているオクトーバーフェスト。
きっかけは1810年、当時の皇太子ルードヴィヒとザクセン皇女の結婚式を多くのミュンヘン市民が祝ったお祭りです。

現在では世界で最も規模が大きいお祭りとして、ミュンヘン市内の6つの醸造会社が運営する14の巨大ビールテントをはじめ、小さな屋台やアトラクションなど一日ではとても回りきれない広大な会場(その広さ、東京ドームの約9倍!)で多くのビールが飲み交わされます。
会場ではステージでの音楽や観覧車、ジェットコースターなどの移動遊園地など現代風に変化していますが、昔ながらの荷台にビール樽を積んだ馬車やブラスバンドの全長数キロに及ぶパレードは見所の1つとなっています。
ちなみに昨年は、600万人もの来場者によって、700万リットルものをビールが消費されたというから、まさに世界一のビール祭りですね。

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岩永美月

ソフトボールをずっとやってきたので野球大好きです。
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