日本の食卓に欠かすことのできない醤油。どんな効果があるのでしょうか。
醤油はお刺身に繁殖した菌を殺菌するための消毒液のようなものだったそうです。
抗酸化作用
醤油の特徴的な栄養素は、なんと言っても香り成分「フラノン」でしょう。
フラノンには抗酸化作用があり、ガンの予防効果があると言われ、胃がんの発生率を3分の1に抑えたとの報告もあります。
また、コレステロール値を下げたり、血液をきれいにするといった効果もあります。
少量で十分な効果が期待できるので、積極的に料理で使っていきたいですね。
血糖値上昇の抑制
醤油にはメラノイジンという、褐色の色素成分が含まれています。この成分は食品の風味や味わいに関わります。
メラノイジンにも、抗酸化作用があり動脈硬化の原因である、脂質の酸化を防ぐ働きがあります。
また、こちらもコレステロール値を下げ、血糖値を正常に保つ効果もあります。
免疫力向上
醤油には、原料である大豆由来の食物繊維であるペクチンが含まれています。
ペクチンは、水溶性の食物繊維で腸内の乳酸菌や善玉菌を増やし腸の調子を整え便秘や下痢を解消する効果があります。
また、ペクチンは免疫力を高める働きもあり、アレルギー症状を抑制する効果があります。
醤油の原料には、アレルギー食品に分類される大豆や小麦を利用していますが、麹菌のタンパク質分解酵素によってアミノ酸などに分解されるため、アレルゲンとなるタンパク質は存在しないといわれます。
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