中国のお茶の分類として、花茶というのがあります。花茶は花の香をお茶に加えたもののことで、その中でもジャスミンの花弁を用いている「ジャスミン茶」は世界的に人気を集めています。中国茶の中でも今ではメジャーな存在になっていますよね。

モクセイ科ソケイ属のマツリカの花の香りを用いています。花の香はとても強いのですが、それが茶の味を妨げてしまうことはないのです。そのため安心して飲むことができます。緑茶に用いられることが多いのですが、白茶やウーロン茶に活用されるケースもあります。もともとは品質の落ちた茶を無駄にしないために花の香を吸着させて飲んだのが始まりとされています。

「ジャスミン茶」には、脂肪を燃焼させる成分や脂肪の吸収自体を抑える成分、さらには脂肪が体内に蓄積することを防ぐ成分があり、きれいなプロポーションを目指す人だけでなく、健康的な体型でありたい人もサポートしてくれるお茶です。カロリーもゼロなので、ダイエット中でも気にせず飲めますね。

「ジャスミン茶」には、美肌やアンチエイジングなど、肌を美しく保ってくれる効果があります。ビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、肌の新陳代謝を活発にしてくれます。シミやそばかすの生成を防ぎ、引き締まったハリのある肌にしてくれるんです。

「ジャスミン茶」の香りには、イライラした心を落ち着かせ、リラックスさせてくれる効能があります。ジャスミン茶の香りをかぐと、自律神経の緊張が解きほぐされ、高ぶった神経を鎮静する効果があるため、ストレスから解放されます。ちょっと一休みしたい時などにもオススメですね。

脂肪の吸収を抑える効果があるので、脂っこい食事の際に飲みたい「ジャスミン茶」。このため中華料理ではお馴染みのお茶ですが、実はジャスミン茶の効能には消臭効果もあり、口臭予防にも効果的です。中華でよく用いられるニンニクなど、ニオイの強い食材の消臭にも力を発揮してくれます。

お茶に含まれるカテキンが「ジャスミン茶」にも含まれています。カテキンは体の老化の原因である酸化を防いでくれるため、アンチエイジングに大活躍。加えて、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病の原因となる、コレステロールの増加や、血糖値の上昇を防いでくれるのが嬉しいですね。