かぶは淡色野菜と緑黄色野菜の2つの顔を持つ、栄養満点の野菜です。
かぶはアブラナ科に分類される越年草で、分類上では大根やブロッコリーなどと同じ仲間です。
胃や腸に
かぶにはアミラーゼと呼ばれる消化酵素が含まれています。
アミラーゼはジアスターゼとも呼ばれ、消化酵素の一種で、でんぷんなどの栄養を分解して消化を高める働きがあります。
アミラーゼなどの酵素は、栄養の吸収を助ける働きがあるんですね。
そのため、かぶには胃や腸の働きを整える効能、胃もたれ、胸焼けを解消する効果が期待できます。
ちなみに、アミラーゼなどの消化酵素は熱に弱い特性があります。48度以上では加熱すればするほど酵素は失われてしまいますので、栄養をしっかりとるためには、加熱しすぎに注意しましょう。
骨に
かぶの葉には、根の約10倍のカルシウムが含まれており、この量は野菜の中でもトップクラスで、カルシウムが豊富な事で知られている牛乳の2倍以上も含有しているんです!
体内のカルシウムの約99%が骨に蓄えられています。つまり、カルシウムが不足してくると、骨がもろくなって骨折しやすくなったり、育ちざかりの子供であれば、うまく骨が成長しない事も考えられます。
かぶには、カルシウムの他にも、骨の形成に必要なビタミンKなどのビタミン類も多く含まれているため、骨を丈夫にするのには最適の食材と言えます。牛乳が苦手と感じる方は、かぶでカルシウムを摂取すると良いかもしれません。
生活習慣病予防に
カブは冬のビタミン補給源の一つとも言われている食材で、抗酸化ビタミン作用を持つビタミンCが100gあたり19mgと比較的多く含まれています。辛味成分イソチオシアネートにも高い抗酸化作用が認められており、抗酸化作用による血中の悪玉(LDL)コレステロールの酸化抑制に、加えてカリウムによる血圧上昇抑制作用から高血圧や動脈硬化など生活習慣病の予防にも役立ってくれるでしょう。またイソチオシアネートは肝臓の解毒酵素を亢進することで有害物質の無毒化を促す可能性があると、ガン予防にも効果が期待されています。
赤カブの場合は赤色の元となる色素成分アントシアニンを含んでいます。アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用に優れている成分ですから、アンチエイジング効果をより期待する場合は赤カブ系の種類を選ぶようにすると良いそうです。目の疲れ・老化予防にも効果が期待できます。
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