あくびの原因

実はあくびの原因はよくわかっていそうです。
脳の中にある室傍核という場所からオキシトシンという神経から
あくびの信号が出されるという発動原理はわかっていますが
なぜ信号が送られるのかは不明のようです。
脳が酸欠状態になると、体に信号を送り脳に酸素を送り込むために
あくびをするという説が今のところ有力です。
食後にあくびが出てしまうのも、胃腸が食物の消化などで
激しく働いて疲れてしまい、脳にまで酸素が
行きにくくなるためだと言われています。
他にも、脳の体温の調節機能があくびの原因という説もあります。

あくびの種類

①退屈な時・眠たい時
あくびが出る時といえばこのイメージが強いですよね。
特に眠たい時にするイメージが強いために、仕事中などにあくびをするとあまり良い印象はありません。
眠たい時や退屈な時は、脳があまり活発に活動しておらず動きが鈍い状態になっております。そんな脳を活性化させるためにあくびがでるそうです。
あくびをすることで口が大きく開き、顔の筋肉が伸びることで脳を刺激するのです。また空気をたくさん吸うことになるので、酸素濃度が高い血液を脳に送ることが可能となり、脳の活性化につながります。
実は意図的に脳が休止状態にある脳を起こすために発生させている生理現象になります。自分でコントロールして出せるわけではないので、あくびをしている人は脳が休んでしまっているということがわかってしまう訳ですね。

②精神的に緊張した時
緊張することであくびが出ることがあります。このあくびを「生あくび」といいます。
これはあくびをすることで緊張状態を少しでも緩和しようと、脳が働きかけるために起こるのが原因です。そのため人前での発表をするときなどにでるあくびというのは、体のためには良いことだといえます。
また夜の車の運転中などにあくびが出やすいのは、睡眠状態に陥らないように脳が警告をだしているそうです。

③体温調整のため
脳は非常に活発に働くために、他の部位よりも熱を発しやすいとされています。
そのため脳が過剰に働きすぎて温度が高くなりすぎると、あくびをすることで温度の低い血液を脳に送り込み、脳の温度調整をしているそうです。
なので脳を必要以上に使っている時は、眠たくなくてもあくびがでることはあります。

④低血糖症が原因
低血糖症になっている人にはあくびが発生しやすいという傾向があります。
血中の糖が足りないために脳がエネルギー不足に陥ってしまい、時には眠気が発生してしまう事もあります。エネルギー不足によるエネルギー不足で活動力が低下してしまうことが多くあるので、その影響であくびが発生してしまう事に繋がります。
この症状が発生している人は血中の糖の濃度をコントロールすることが難しくなってしまっているので、糖尿病予備群のともいわれています。
ですので、もし眠くないのに頻繁にあくびが発生してしまう場合には血糖値を時間ごとに計測して低血糖症になっていないか確認してみると良いそうです。

⑥脳に疾患が発生している可能性
このあくびも生あくびと呼ばれるあくびが発生する原因になります。
生あくびはなにかしらの疾患が関係している場合に発生しているあくびのことをいいます。あくびが脳の疾患による原因の場合には病気の可能性が考えられます。
・脳梗塞
・脳出血
いずれも手遅れになってしまうと死に繋がってしまう疾患になります。
脳梗塞や脳出血などで脳の血管に問題が発生することで脳の一部への血流が滞ってしまい、結果的に脳への酸素不足の初期症状が発生してしまい、あくびに繋がります。
あくびに合わせて吐き気、頭痛、めまい、手足のしびれや言語障害などの症状が発生している場合には特にこの疾患が関係している可能性が高くなります。普段からコレステロールを気にしない食事や生活習慣が乱れている生活を続けている人は特に発生しやすい問題です。

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