最近は夜も暑かったので、エアコンをかけて寝るのが嫌いな方は寝苦しい夜が続き寝不足になっている方も多いのではないでしょうか?ノーマルな睡眠体質を持っている多くの人の場合、睡眠時間が7時間は必要だとされているそうですが、これも年齢や体質によって差があるかと個人的には思います。今回は睡眠不足で起こる要注意な兆候をまとめてみます。

寝溜めというのは可能ですか?

前述でノーマルな睡眠体質を持っている多くの人の場合は睡眠時間が7時間必要とされているという事を言いましたが、逆に7時間を切ると睡眠の負債が発生し始めるそうです。早く返済すればさほど問題はありません。また多少の睡眠負債ならば、持ちこしていっても大きな悪影響はないとされているそうです。平日は平均6時間睡眠しかとれないけれど、土日には8時間以上の睡眠をしっかり定期的にとって負債を返している、月曜日には疲労はほぼとれて元気に出勤できている、という状態ならば働き盛りの健康なビジネスパーソンにとっては目立った問題は起こりにくいことが多いそうです。

要注意な兆候

・日中はたばこやコーヒーがないと 頭や体をシャキッと保つことができな
 い。

・毎夜、布団に入るなりあっという間に寝落ちしてしまう。いわゆるバタン
 キュー状態。


・ほぼ毎日、電車に座っていたり昼食後の休憩時間にボーっとしていたりす
 ると、眠気を感じてうとうと居眠りをしてしまう。

・運転中に信号待ちなどでふっと眠気に襲われることが頻繁にある。

上記に心当たりのある方は、まずは可能な限り残業を減らしたりスマートフォンやSNS(交流サイト)などに割く時間を見直したりして、平日の睡眠時間を少しでもいいから増やした方がいいそうです。また休みの日の午前中は極力用事を入れないようにして、しっかりと睡眠負債を返すように心掛けましょう。ご自身の睡眠状態とパフォーマンスの関連性に、もっと敏感になっていただくと、ベストな睡眠時間や、睡眠負債を早期に安全に返済するパターンが見えてくるそうです。

最後に

人間は機械ではありませんので、ガンガン仕事をして心身が緊張している状態の直後に、すぐにスイッチを切り替えて眠ることはできません。要注意な兆候で記述したバタンキュー状態を除きます。運動のあとゆっくり筋肉をクールダウンしていくように、仕事後には精神的・肉体的緊張を緩めるためのスローダウンの時間が数時間必要です。このスローダウンをしていく間に、自律神経が交感神経優位から副交感神経優位に切り替わっていき、筋肉や精神の緊張がゆるみ心身ともにリラックス状態となります。その結果、良質な深い睡眠が訪れ疲労を回復させることが可能になるのです。長時間労働が続くとこのスローダウンの時間が消失してしまうため、たとえ最低6時間睡眠時間をギリギリ捻出できる人であっても、睡眠の質が悪くなるため疲労がたまっていきます。さらに最悪のケースだと自律神経バランスが崩れて、過緊張状態になる人も多く、遅かれ早かれ体調不良が出現してきます。

どんなにハードでも睡眠は大切ですね。睡眠時間が不足していると判断力、注意力、思考力が損なわれ、パフォーマンスに重大な悪影響が発生する。重大なアクシデントも発生しやすくなるので注意していきましょう。

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