「無水調理」とは

「無水調理」は、水を加えずに、食材に含まれている水分だけで調理する調理方法のことです。余分な水分を加えないために加熱時間が短縮できること、水溶性のビタミン・ミネラルなどの栄養素や旨味成分の損失が少ないこと、野菜が色鮮やかに仕上がることが最大の魅力ですね。

無水調理した野菜は、野菜がもつ本来の旨味が引き出されるため、塩分・糖分・油分などの調味料も最小限に抑えられ、非常にヘルシーな調理法と注目されています。

専用の「無水調理鍋」が必要!

ちなみに普通の鍋などでは無水調理は不可能で、優れた蓄熱性と高気密、熱伝導性を持つ専用の無水調理鍋が必要です。強火調理が不要なうえ、加熱後も余熱調理が可能なほどの保温性があります。余熱をうまく使えば調理時間の短縮と光熱費の節約にもなるというのも嬉しいですね。

「無水調理」のメリット!

素材の旨味を引き出し、しかもヘルシー!

野菜は野菜の持つ水分で、お肉はお肉の脂で調理できるので、余分な油を加えることなくヘルシーな調理ができます。これにより、素材本来の旨みが引き出されるので、味付けも最小限で美味しく仕上がります。

栄養を逃さない!

野菜はたっぷりのお湯でゆでた場合、水溶性のビタミンC、Bなどが茹で汁と一緒に流れ出てしまいます。しかし「無水調理」なら最小限の水分だけで調理できるので、ビタミン・ミネラルなどの栄養やうま味を逃しません。さらに、野菜の色も鮮やかに仕上がります。

省エネで、エコな調理法!

ふつうに野菜や卵を茹でる場合に比べて、お湯を沸かす時間が短縮できます。無水調理は水分が少ないので、沸騰までの時間が短く、短時間調理が可能です。しかも短時間で中の気圧が一定になり、熱が鍋全体に安定して伝わるので、火を止めて余熱調理も可能です。

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