
かぼちゃは炭水化物、β-カロテン、ビタミンC、食物繊維を含み、うり科の中ではいちばん高エネルギーの栄養食品です。
江戸時代より「冬至にはかぼちゃ」というほど栄養満点のかぼちゃは、大切な冬の定番野菜。
かぼちゃとは
かぼちゃの名の由来は、ポルトガル人が寄港地のカンボジアからもたらしたことにちなむといわれています。かぼちゃは、大きく分けて「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類があります。一番最初に日本に伝来したのは「日本かぼちゃ」。味は淡泊ですが、粘りがあり、煮くずれしにくいので、煮物や蒸しものに向いています。現在では糖質の多い「西洋かぼちゃ」が日本のかぼちゃの大半を占めています。
歴史とは
日本かぼちゃ」は16世紀中頃(1541~1550年)にカンボジアに寄港したポルトガル船によって豊後(大分県)にもたらされました。その際「カンボジア」がなまって「かぼちゃ」という名前になったといわれています。なお日本かぼちゃの原産地は中央アメリカから南アメリカ北部の熱帯地方とされています。
現在、主流となっている「西洋かぼちゃ」は、原産地が中央アメリカから南アメリカの高原地帯で、日本へは19世紀中頃にアメリカから伝わったといわれています。栽培が本格的に始まったのは明治時代になってからで、東北や北海道などで生産が増えていきました。
「ペポかぼちゃ」は北アメリカ南部が原産地で、西洋かぼちゃより少し遅れて日本に入ってきました。
栄養とは
かぼちゃには、ビタミンAの元となるβカロテンやビタミンB群、ビタミンEのほか、カルシウムなどがバランスよく含まれています。
その中でも特に多い栄養素がβカロテン。βカロテンには免疫力を高める効果があり、1年の中で最も昼の時間が短い冬至(とうじ、今年は12月22日)に、日本では寒さに備えてかぼちゃを食べる習慣があります。かぼちゃに含まれる体を温める効果、ビタミンA、Cには細菌やウイルスを撃退する効果があるので、空気が乾燥し寒さで体調を崩しやすい冬にぴったりな食べ物なのです。さらにビタミンAには、脳卒中やガンなどの原因である活性酸素を除去する働きも。 このように、たくさんの栄養素を含むかぼちゃは様々な病気の予防としても大活躍する野菜です。
かぼちゃの皮や種、わたを捨てていませんか?実はこれらにもたくさんの栄養が含まれているのです。まず、かぼちゃの皮にはβカロテンがたっぷり。かぼちゃ料理をつくる時は、ぜひ皮も一緒に食べてください。種には、ミネラルや鉄分などのほか、悪玉コレステロールの値を下げてくれるという「フィトステロール」、コレステロール値の上昇を抑えてくれるという「不飽和脂肪酸」が多く含まれています。わたには食物繊維がたっぷりで、なんとβカロテンも果肉の約5倍。かぼちゃは丸ごと栄養満点の野菜なのです。