精神の安定

セロリ特有の香りには、約40種類もの香り成分が含まれていて、主な香り成分は、アピイン、テルペン、アビオイル、セネリンなどがあります。
アピインはポリフェノールに分類される成分の一種で、精神の安定や、不眠を解消するなどの効能があります。また、テルぺンにはリラックス効果があります。
そのため、セロリにはイライラする気持ちを鎮めリラックスをさせるなど、ストレス解消に効果があります。
この他、頭痛や生理痛などの痛みを和らげる効能があります。これは香り成分に鎮痛作用もあるためです。セロリの鎮痛作用は二日酔いが原因で起こる頭痛にも効果があります。

夏バテ予防に

セロリの芳香成分であるアビオイルには食欲増進や口の中をさっぱりさせる効果があると言われています。またキャベツの成分として知られるビタミンU(キャベジン)がセロリにも含まれていますから、胃酸分泌抑制・胃腸粘膜の保護修復など荒れた胃を整える働きも期待されています。そのほか芳香成分によりストレス軽減・精神安定にも有効とされていますから、相乗して神経性の胃痛やムカつきなどの改善にも役立ってくれるでしょう。そのほか不足が夏バテの原因の一つともされるカリウムの補給にも役立つため、食欲増進と合わせて夏バテの予防・軽減にも役立ってくれるでしょう。セロリ自体も非常にサッパリとした野菜ですから、食欲が無いときにも取り入れやすいですよ。

むくみ予防に

セロリは体内の余分なナトリウムを排出させて、むくみの解消・血圧上昇を抑える手助けをしてくれるカリウムが豊富。セロリのカリウム含有量は生100gあたり410mgとキュウリやスイカの2倍以上、生野菜の中ではトップクラスに入ります。塩分の多い食事などでナトリウムを過剰に摂取すると、血中ナトリウム濃度を調整するために血液に水分を取り入れます。すると全体的な血液の量が増え、血液を押し出す心臓に負荷がかかり高血圧の原因となります。
このためナトリウムの排出を促すカリウムは高血圧の予防に効果的なミネラルと考えられていますし、ナトリウム濃度を一定に保つために取り入れられていた水分が排出されてむくみ軽減にも繋がります。

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