最近、味噌汁の具のマイブームがなめこなんです。そのなめこの効果は?
新潟、長野、山形等がなめこの主な産地です。きのこ類の中では香りはそれほど強くありませんが、シャキシャキとした食感があります。
免疫機能のサポート
なめこにはβ-グルカンと呼ばれる食物繊維の一種が含まれています。β-グルカンはキノコや酵母類・海藻・大麦などに含まれているグルコースがβ結合によって連結した多糖体の総称で、様々な種類がありますがキノコ類に含まれているβ-グルカンは免疫細胞の活性化・免疫の関連物質であるインターフェロンの分泌促進作用を持つと考えられています。β-グルカンの有効性や推奨量などについては研究途中ですが、摂取しても胃腸で消化・分解されずに腸内の免疫担当細胞に働きかけ、免疫力機能を活発化・向上させる作用が見られたという報告は各国の研究機関からなされています。
二日酔い予防
なめこの栄養にはナイアシンが多く含まれています。
ナイアシンは水溶性のビタミンに分類される栄養で、炭水化物、脂質等の代謝をサポートする補酵素の役割があります。
さらにアルコールの代謝を促し、アセトアルデヒドを分解する働きがあることが知られています。
お酒を飲む前に摂取すれば、二日酔い防止の効能を期待できるそうです。
整腸作用
なめこには食物繊維が豊富に含まれています。
なめこの食物繊維のバランスは理想的で、「不溶性:2.3g」「水溶性:1.0g」と2:1の割合で含まれています。
不溶性食物繊維は、発がん物質や化学物質など有害な物質を排出する効果が、水溶性食物繊維は、腸内環境を整えて便秘を解消する働きがあります。
また、コレステロール値の低下や血糖値の上昇を緩やかにする作用もあります。そのため食物繊維を含むなめこは、生活習慣病や肥満の予防に有効です。
ストレス軽減
なめこにはビタミンB群の一つであるパントテン酸が生100gあたり1.29mgと、キノコ類の中でも比較的多く含まれています。パントテン酸はコエンザイムA(補酵素A)の構成成分として代謝に関わるなど様々な働きを持つビタミンで、副腎皮質ホルモンの合成にも関与しています。私達の身体はストレスを受けるとコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを分泌し、ストレスに抵抗もしくはストレス化の状況から逃避できるよう備えています。パントテン酸は副腎皮質ホルモンの合成を促してくれるビタミンの一つのため、不足なく補うことはストレス抵抗力を高めることに繋がると考えられています。
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