春から初夏にかけてが美味しくなる山菜のひとつわらび。どんな効果があるのでしょうか。
春になると旬を迎える山菜の中でも、特に人気の高い「わらび」。
山の奥まで入らずとも生えていることから、比較的に採りやすい山菜です。
健康な細胞を作ってくれる
わらびには、ビタミンB2が含まれています。
ビタミンB2は体内で炭水化物、脂質、タンパク質の三大栄養素の代謝を促進する効果があります。栄養がエネルギーに変わるときに、補酵素として活躍ます。
特に脂質の分解に特化しているので、ダイエット効果を期待する人におすすめです。過酸化脂質を除去する効果もあるので、動脈硬化などの生活習慣病の予防や改善といった効能があることも、見逃せないポイントです。
また「発育のビタミン」とも呼ばれ、子供の成長気にも欠かせない栄養です。
わらびはB2以外にも、貧血対策に役立つ葉酸や、二日酔い予防に働くナイアシンといったビタミンB群も含んでいます。これらは水溶性ビタミンのためアク抜きをすると流れ出てしまいますが、茹でても多少はわらびに残ります。
歯や骨の形成に
カルシウムは、歯や骨を作るのに必要な栄養素ですよ。体内のミネラル分の中で一番多いのがこのカルシウムなんです。
わらびにはカルシウムだけでなく「リン」も含まれており、リンはカルシウムに次いで2番目に多いミネラルで、カルシウムと共に歯や骨を作るのに必要な成分です。
カルシウムやリンが不足してくると、歯や骨が弱くなり、骨粗しょう症の原因となってしまいすし、子供であれば十分な成長が出来なくなる場合があります。これらの栄養素が含まれているわらびは、丈夫な歯や骨を作るのに、とても役立つといえます。
便秘解消に
わらびの食物繊維にも注目です。中でも不溶性食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は体内で糖の吸収を抑える効果があります。その働きは血糖値の急激な上昇を防いでくれるので、糖尿病の予防につながります。
また、水分を含むことで便のかさを増やし、腸の蠕動運動を促すので便秘解消の効果にも期待ができます。
わらびを食べる場合は、水溶性食物繊維を含む海藻などの食品も合わせて摂ると効果があります。わらび(茹で)の不溶性食物繊維は水溶性よりも5倍もの量にもなります。
お腹が張ることもあるので、水分を保持してくれる水溶性食物繊維もしっかりと摂りましょう。
関連するまとめ
寒くなる冬に食べたくなるのは、やっぱりお鍋。その主役となる白菜の効果とは
白菜には女性が嬉しい美肌効果やアンチエイジング効果があります。ビタミンCはコラーゲンを作り皮膚や粘膜を強くし…
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング
スポーツドリンク特集
スポーツドリンク特集
すばやく疲労回復させる大豆ペプチド
スポラボ編集部 / 526 view
自家製スポーツドリンクの作り方
スポラボ編集部 / 448 view
運動時にスポーツドリンクの効果的な摂り方
スポラボ編集部 / 434 view