トマトの力
生のまま切ってサラダ野菜として使われたり、ケチャップやトマトソースなどの加工品・スープ類やカレー・おでんの具など広く使われていますね。ダイエット用として取り上げられたリコピンを筆頭に栄養豊富な緑黄色野菜でもありますし、料理で使える幅がかなり広いこともトマトの魅力です。
疲労回復
トマトに含まれているβ‐カロテンは体内でビタミンAに変換されることによって、皮膚や粘膜の保護や強化に利用されます。カロテンというと美肌効果が知られていますが、喉や鼻などウィルスの侵入口となる部分を丈夫にすることで風邪やインフルエンザなどにもかかりにくくなると考えられています。ビタミンCもインターフェロンの分泌促進作用やコラーゲン生成促進によるウイルス侵入抑制などによって、免疫力を高めてくれるでしょう。
またクエン酸やリンゴ酸などのトマトの酸味成分は胃の粘膜の保護し、胃もたれやむかつきを緩和する働きがあり、クエン酸はクエン酸回路によって糖質や脂質のエネルギー代謝を促進する働きもありますので夏バテや疲労回復効果も期待出来ます。β‐カロテンと相乗することで疲労・夏バテ気味の時の風邪予防も役立ってくれますよ。
美肌効果
トマトの栄養の中にはビタミンCも含まれており、美肌や美白をつくる効能にも優れています。ストレスや紫外線は活性酸素を過剰に発生させ、病気だけでなく肌のシミやシワなどの原因にもなります。
トマトは抗酸化成分が豊富な食材ですから、活性酸素の働きを抑えてくれます。肌の細胞を守るとともに、メラニン色素の発生も押さえ、シミやシワなどの肌トラブルの予防が期待されています。
体内でビタミンAに変換するβ-カロテンは、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。そして、むくみを解消するカリウムも含むため、顔のむくみの解消にも期待できます。
ビタミンCのみならず、β-カロテンやビタミンEには、肌のハリを保つコラーゲンの生成や、粘膜や皮膚を健康に保つ働き、血流を促して肌荒れの予防や血色を良く見せるなどの効能があります。
このように、トマトは美肌を維持するのに優秀な野菜です。
ダイエットに
夜トマトダイエットで話題になったように、リコピンは成長ホルモンの分泌を高めることで基礎代謝を上げて脂肪燃焼へと導く効果や脂肪蓄積を抑制する効果が注目されています。加えてリコピンを含む抗酸化物質の血液サラサラ効果から、血行促進による代謝向上効果も期待できます。またトマトに含まれる脂肪酸13-oxo-ODAも動物実験では脂肪を燃焼する作用があることが報告されていますから、リコピンと相乗して脂肪燃焼促進に役立つと考えられています。
トマトを食べてから小腸で栄養素が吸収され各器官に届けられるまでの時間はおよそ6~8時間と考えられています。リコピンを効率よく摂取して働かせたい場合は夜の摂取が良いとされる理由としては、代謝が最も落ちる就寝中に脂肪の蓄積防止や脂肪燃焼を行ってくれるように、ということを考慮すると夜が好ましいという結論になるようです。
関連するまとめ
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング
スポーツドリンク特集
スポーツドリンク特集
スポーツドリンクを購入!!選ぶポイントって何?
スポラボ編集部 / 547 view
スポーツドリンク比較-Part2
スポラボ編集部 / 501 view
運動の時の水分補給!!気になるスポーツドリンクの成分とは?
スポラボ編集部 / 510 view