夜花火

「菊先(キクサキ)」
日本の花火の基本的な花火です。引先菊とも呼ばれ、ドカンと爆発すると金色(赤っぽい)の火の粉を引きながら燃えていき、その先に紅とか青とかに変化します。「菊先紅」とか 「菊先青」という名前になります。菊の後紅になり、その後青になれば「菊先紅青」となるわけです。紅、青の他には緑、黄、白や中間色として紫、ブルー、 ピンクなどがありますが、中間色はかなりむずかしい色です。白は主に銀色で表し、菊の先で白になるものを「菊先銀」、菊の先でピカッと光れば「菊先光露」となります。 また、菊は昔から存在し木炭の燃える色です。

「銀波先(ギンバサキ)」
やはり火の粉を引きながら燃焼する種類ですが、色はアルミニウムが燃える明るい銀色です。明るい銀色の火の粉を引きながら燃えた後、菊先物と同様に色々な色に変化するのが 一般的です。「銀波先紅」「銀波先青」などと使われます。

「錦先(ニシキサキ)」
菊先物よりも引いて行く火の粉がキラキラする感じのものです。燃焼する時に金属も一緒に燃えるもので、普通その後に各色の色火になります。「錦先紅」「錦先青」などと 呼ばれます。

「牡丹(ボタン)」
上記の菊先物や銀波先物は花火が爆発してから、光の尾を引いて花弁を完成させますが、牡丹物は尾を引きません。紅であれば紅の光を発する星が爆発の勢いで花弁の外に 向かって移動していきます。よくスチール写真で取られた写真はシャッターを一定時間開けて光を捕らえますので、一本の線を引いたようになりますが、本来牡丹は線を 引く事はありません。紅の光をだして花ば咲けば「紅牡丹」、青の花が咲けば「青牡丹」、紅の光から緑の光に変われば「紅緑牡丹」となります。菊先物と牡丹物は日本の 花火の基本的な花火と言って良いでしょう。

「型物(土星・UFO)」
土星の部分が紅の星で表されており、土星の輪の部分が白の星で表現されています。割物花火で芯入りというのがあり、外側の花弁の内側に もう一つの花弁を作り二乗の円を描くものがありますが、その芯の部分を土星の部分に使用します。輪の星に菊先や銀波先などの引き星を使用しても感じの良い花火になり ます。型物花火は立体的な物と平面的な物がありますが、立体的な型物の代表作といえます。UFOなんていう呼び方もあります。

「型物(リング・輪)」
土星の輪の部分だけの花火です。中の芯が無い分、作成するのは簡単です。星の少なくて済みますが、作る工程は他の花火と変わりませんので値段も変わりません。輪が 2ツ入れば「2重輪・2重リング」、3ツ入れば「3重輪・3重リング」となり、輪が交差すれば「交差輪」となります。花火玉の中で平面的に輪を描くだけですので、 見る角度によっては輪に見えずに楕円に見えたり、一直線に見えたりします。左の写真は「紫リング」。

「錦冠(ニシキカムロ)」
日本の花火の多くは、パッと咲いてパッと散る。というイメージがありますが、この錦冠は花が開いてからすぐに消えないで、花弁が垂れ下がる様な息の長い金色の花火です。 花火大会の最後の締めくくりに良く使用されます。もちろん1発2発でなく沢山、短時間に打ち上げますので非常に豪華で素晴らしい花火です。色合いは「菊先」や「錦先」 と同じ様な色で、火の温度があまり高くないのであまり明るくはありません。あまり火を引かない錦冠はおもしろくないんですが、あまり長いと地上に落ちたりして火事など の発生を引き起こし危険な場合もあります。

「銀冠(ギンカムロ)」
上の錦冠は金色の様に見えますが、銀冠はその名の通り銀色の光の線が垂れ下がる様に落ちてきます。銀は錦に比較して温度が高くなっていますので、その状態で長く燃焼 させる為には結構高い技術を要します。温度が高くないと銀(白=色の中で一番温度が高い)がでませんし、燃焼も早くなってしまいます。銀冠は星を高い温度でゆっくり 燃焼させる。という日本の高い技術に支えられています。

「やし(黄金やし)」
太い葉が印象深い「やし」の木です。玉の中に入っている星が普通の場合は直径10-15mmなのですが、この「やし」の場合は20mm位のものを 使用します。掛け星でなくて打ち星を使用するのが一般的です(掛け星、打ち星は「星の構造」をご覧下さい)。ひとつのやしの玉に葉を構成する 星が16-20ケ入ります。あまり強くドカンとやると星が壊れたり(打ち星は掛け星よりももろい)しますので、割薬の強さも調整が難しいところです。 葉の先端が紅や緑のやしを「紅やし」「緑やし」などといいます。銀やしなんていうのもあります。

「トラの尾」
トラの尾のように太い火の粉を残しながら上空へ上がっていきます。上で爆発するのでなく、筒から発射されると直ちに燃焼し、そのまま空高く 舞い上がります。火薬の塊を筒から打ち上げるようなものです。地面から花火の開花高度までの間を演出する花火といえます。音楽とジョイント させるショーには多用されます。写真はトラのクロス打ち上げですが、トラを斜めに打ち上げるので禁止している県もあり、どこでもできるものでは ありません。まっすぐに打ち上げるのはOK。

「葉落(ヨウラク)」
昔の花火師は花火の名前を良く考えたものだと関心します。この「葉落」は、文字通り木の葉がハラハラ落ちる様子を表現した花火です。薄い マッチ箱大のボール紙等に色火を発する火薬を塗り、これを数枚入れた花火玉が上空で割れると点火され空気の抵抗でハラハラゆっくり落下することになります。 1発だけでは寂しいだけの花火ですが、スターマインでたくさん打ち上げると素晴らしい花火演出になります。音もしませんので、静かな部分の 演出には最適な花火です。各色あります。

「青蜂(アオバチ)」
小さな部品が色火を噴射しながら空を自ら飛び回る人気の花火です。親指くらいの紙のパイプに色火を発する火薬を詰め、片側だけに噴出口を作り 上空で花火玉が割れると、点火され噴出口がら色火が勢い良く噴射されます。その勢いで飛び回ることになります。ひとつの玉に数個入れてあり、 たくさん使用するとまるで蜂の巣をつついたような状況を表現できる訳です。青、紅、紫などありますが、光の粒が移動し尾は引きません。色を発する 事から総称して「色蜂」などとも呼ばれます。

「銀蜂(ギンバチ)」
銀蜂は色蜂と構造は同じなのですが銀の軌跡を残して飛び回る物を言います。色蜂よりも飛ぶ距離は長くありませんが、銀の軌跡を残すので演出効果は 大きく感じられます。色蜂よりも先に開発されました。

星の並び方による違いの種類

「平割(ヒラワリ)」
一般的な花火です。4号玉位までの小さい玉ではこれがほとんどです。丸く大きくバランス良く開いて、一斉に星に点火され一斉に消えるのが、良いとされています。 日本の花火の原点と言って良いでしょう。中国製が良くなってきたとは言っても、日本製と中国製をいっしょに打ち上げればその違いが明確です。大きさが違います。 メリハリに違いがあります。

「芯割・芯入り(シンワリ・シンイリ)」
平割の中にもう一つ小さい花火を入れて二重の円を描きます。当然手間もかかり、製作するのは大変です。

「八重芯(ヤエシン)」
上の芯入りにもう一つ芯を入れたものです。平割も芯割も八重芯もドカンと言えば同じ時間で消えてしまいますが、製造にかかる労力は大きな差が あります。形の良い八重芯をみる事ができたら、絶対に驚いてください。日本の花火の最高傑作です。

「やし星入り(ヤシボシイリ)」
平割の中にやしの星をいれます。

「千輪(センリン)」
上空でドカンといって、アレッと思ったところでたくさんの小さな花が開く、皆さんの大好きな花火です。ドカンといった後、必ず誰か失敗って言うんですよね。

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Yuta

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