生姜の効能

◆体を温める!

生姜のピリッとした辛み成分のジンゲロールは血管に届き、血流をよくする働きがあります。香り成分のガラノラクトンにも同じ効能があります。血流が良くなることで、血行不良が改善し冷え性に効果的です。さらに肩こり改善、発汗、排尿、排便などのデトックスにも期待が持てます。
生姜に熱を加えるとジンゲロールの一部がショウガオールに変化し、熱を作り出す成分に変化します。ジンゲロールがたくさん含まれているのは、新生姜よりもひね生姜、ひね生姜よりも金時生姜。金時生姜はひね生姜の4倍ものジンゲロールが含まれているそうです。黄色の濃い生姜の方が身体を温める効能が強いといえます。
生姜を食べることで3~4時間の保温効果、体温を1度上げることで免疫力の30%アップといわれています。だから生姜は風邪予防に適した食材なんです。

◆生姜の殺菌効果
殺菌効果は風邪予防や気管支炎予防にとどまらず、食中毒の予防、水虫などの真菌、肺炎の細菌、フィラリアや回虫などの寄生虫の駆除にも効果があるといわれています。
お寿司に添えられている「ガリ」は生姜の甘酢漬けですので、生魚の臭みを消すだけではなく、食中毒の予防にも一役かっているんですね。

◆生姜は吐き気を抑え、胃を健康に保つ
生姜には胃が活発になり過ぎて起こる、二日酔いやつわりなどの吐き気を抑えるジンキベレンという成分が含まれています。生姜は胃の不調を改善させてくれるんですね!
生姜には胃の内壁の血流を良くして胃腸の働きを活発にします。胃の消化吸収も助けます。生姜の辛み成分であるジンゲロン、ショウガオールに胃の消化吸収を整える効果もあります。さらにピロリ菌を殺菌する生姜は超優秀ですね!
生姜が炎症を抑え、せきを軽減させ、のどの痛みを緩和させる
体内に細菌が侵入したときに、体内ではプロスタグランジンというホルモン様物質が血中に作られています。プロスタグランジンが作られると炎症や痛みが出ます。生姜にはこれらの合成を抑える働きがあります。そのため、抗炎症作用や鎮静作用があるとされています。
生姜を食べるだけではなく、生姜をすりおろしてシップしたり、生姜風呂にしたりなどの外用でも効果に期待できます。ただ、肌が弱い人や傷がある人は、生姜の刺激が強すぎるかも知れませんので外用はやめましょう。
のどの痛みを和らげるのは、生姜の香り成分のガラノラクトンや辛み成分のジンゲロール。せきが出るときはのど飴やはちみつ生姜でのどをいたわりましょう。

◆コレステロール値と血圧を下げる
生姜を食べると辛み成分のジンゲロンによって体がポカポカします。ジンゲロンには脂肪燃焼の効果がありますし、有酸素運動も行うと体温が上がり血行が良くなるので、さらに脂肪の燃焼を促します。
そして生姜には、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールが増えすぎることを予防します。さらに善玉コレステロールが少なくなりすぎることを防ぎ、改善する効果もあります。生姜には冷え性の改善やメタリックシンドロームにも改善の効能が期待されています。

◆アンチエイジング効果に期待!
アンチエイジングで効果を出したいのは肌ですよね。肌の老化や病気の原因になるのが、活性酸素です。活性酸素が体内に多すぎると細胞が正常に再生できないので、肌の老化などにつながります。
活性酸素を除去する効能があるのが、生姜のショウガオールやジンゲロールの抗酸化作用やジンゲロールです。生姜で体温や代謝を上げると肌のアンチエイジングケアにも効果がありますね!

生姜は食べすぎ注意!その食べ方は逆効果!

生姜は効能がたくさんありますが、食べ過ぎてしまうと刺激が強いため、胃が荒れてしまう可能性があります。1日に食べる生姜の量は、30gまでにしましょう。生姜の30gはだいたい親指大を目安にしてください。

生姜は体を温める効能がありますが、生の生姜は逆に体を冷やしてしまいます。温活やダイエットが目的の場合は、熱を通した生姜を食べるようにしましょう。

生姜の賞味期限?カビない保存方法?

生姜は野菜のなかでは長持ちする方だと思っていますが、果たして賞味期限はどのくらいなんでしょうか?季節ごとに生姜の保存方法に工夫する必要がありますので見ていきましょう。

常温で保存する場合・・・7~10月の気温が上昇する時期を除いて、常温の室内で保存してもOKです。ラップでくるんで新聞紙で包んで密封して保存しましょう。1か月ほどが賞味期限です。外側が乾燥しても中身がみずみずしいなら食べられます。乾燥してしまった部分を取り除きましょう。もし、カビが生えてしまっても、取り除いてしまえば生姜は食べられます。
冷蔵庫で保存・・・室内が30度以上の時は常温での保存はおすすめできません。表面がカビてしまったり、雑菌が増えてしまう可能性が高いためです。冷蔵庫では野菜室で10度くらいで保存しましょう。

容器の中に生姜と水を入れて保存する方法もありますが、生姜が古かったり、傷んでいると4~5日で溶け始めてしまうのだとか。ちょっと手間ではありますが、冷凍してしまう方法もあります。

冷凍保存・・・生姜を買ってきたら、すぐにすりおろして冷凍庫保存してしまう方法です。これなら賞味期限は1~2か月ほどですし、加工してしまえばカビる心配もありませんしね。生姜を使いたいときにすぐに使えます。製氷皿にすりおろした生姜を入れて冷凍すれば、小分けしたまますぐに取り出せますのでおすすめ!

生姜の種類によって賞味期限が違いますのでご注意を!新生姜は柔らかいので常温保存は向きません。新鮮なまま冷蔵庫で入れましょう。

生姜農家さんでの賞味期限はなんと1年だそうです!年中生姜が食べられていますので、保存もきちんと管理されているんですね。

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