はじめに

みなさんは弓道と言うとどんなイメージをお持ちでしょうか?
弓で的を当てるやアーチェリーと同じ感じでしょう?と思っている方も中にはいるのではないでしょうか?弓道は奥が深い競技ですね。
日本の一部の高校などでは部活として活動していたりもします。
派手さはないマイナーな競技かもしれませんが、今回はそんな弓道について少しですが紹介したいと思います。

弓道の歴史

大正、昭和の時代、弓道は中等学校以上の学校教育として正課やクラブ活動に採用。その後も1941(昭和16)年、文部省による体練科武道として再び実戦と直結する方向に導かれましたが、1945(昭和20)年11月に武道の授業は禁止となりました。
1951(昭和26)年7月、文部次官通牒により学校における弓道の実施が許可されます。さらに1967(昭和42)年、体育局長通達によって高等学校における弓道の正科を採択。弓道は新しい意味における教育的意義、体育的意義が認められて、学校体育として発足することとなりました。

ルール

的中制

的中数(的に中った数)を競うものです。「あたり」と「はずれ」のみの判定で的のどこに的中しても 同じ「あたり」です。あたりの判定は以下の通りではずれはそれ以外です。
一、標的に矢があたりとどまっている場合
二、標的にあたった矢が標的を突き抜けた場合
三、矢が折れた時、矢の根のある方が標的の内側にある場合
四、矢が標的にあたっている矢にくいこんだ場合
五、矢が的枠の合わせ目または的枠に立った場合
六、矢が的輪の内側から的枠の外に射ぬいた場合
七、矢があたって標的が転びその矢が標的についている場合
八、あたった矢が地面についている場合
九、的面にあるはずれ矢を射てあたった場合

得点制

色的(得点的)を使用し、アーチェリーのように得点を競い合います。同点の場合は的中数で決めます。学生弓道 ではあまりなじみの無いものです。国体(国民体育大会)の遠的競技や実業団の近的競技で行なわれています。

採点制

的中だけでなく、射形(弓を引いている時の姿勢、形)や態度などを統合して審査員が採点を行ないます。 全日本弓道選手権(毎年9月に開催する弓道日本一を決める大会)で行なわれます。

八節

弓道を始めるにあたって必ず知っておかなければならないこと、それは「八節」です。
八節とは、弓道の際の弓を引く8つの動作であると共に精神統一をする時間でもあります。
弓道の基本中の基本であり、弓道初心者が最初に覚えなければならないことです。
では具体的に八節には何があるのでしょうか。

①足踏み(あしぶみ):矢が的にあたる為には、弓を引く際の姿勢が大切です。正しい足踏みは、その基本となり、弓を引く際に下半身の安定をはかります。

②胴造り(どうづくり):足踏みに続いて、胴造りは正しい姿勢を作る動作の一つです。洞造りでは、弓を引く際の安定した上半身を作ります。

③弓構え(ゆがまえ):矢を構える動作です。弽を弦にひっかける動作(取り弽)と押してを適切な位置に構え、弓を引く準備をする動作(手の内)を行い、同時に呼吸を整えます。

④打起し(うちおこし):弓を所定の位置まで持ち上げる動作です。

⑤引分け(ひきわけ):弓を引く動作です。通常、弓は手で引くものではなく、胸をひらくと自然に引けると言われています。

⑥会(かい):会とは形としては、引き分けが完了した状態ですが、射手の心理上は、引き分けの延長の状態です。狙いを定める動作とみられますが、きちんとした姿勢で弓を引けば、狙いを定めずとも自然と矢は的にあたると言われれいます。

⑦離れ(はなれ):矢を弓から離す動作です。

⑧残身(ざんしん):矢が離れた後の姿勢のことを指します。残身で、矢の位置を確認すると共に自分の射を振り返ります。

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