はじめに

みなさんはストリートダンスをご存知でしょうか?
いろいろダンスを紹介してきましたが、
今回はストリートダンスです。ストリートダンスの歴史も混ぜながら紹介したいと思います。

ストリートダンスの歴史

ストリートダンス(Street Dance) とは,いったいどんなダンスなのでしょうか?
文字通り、ストリート(Street)、つまり街なかの路上で踊られるダンスのことです。
中世ヨーロッパ時代には、村の十字路で踊るフォークダンスのような民族舞踊はいくつか存在していました。しかし、現在語られているストリートダンスのステージは、都会の街角です。その発祥は、1970年代のアメリカの大都市、及びその近郊の黒人が多数暮らす地域であるといわれています。例えばニューヨークのハーレムやサウスブロンクス、ロスアンゼルスのワッツ、コンプトンといった地区です。
1960年代黒人ミュージシャンによるソウルミュージックが、白人主体の音楽業界に風穴を開けました。1970年代には、よりグルーブ感を増したファンク・サウンドが全米の若者の支持を集めるようになり、ブラックミュージックを専門に扱うテレビ番組が登場しました。1970年代後半には、音楽に合わせて踊るダンサーをモチーフにした映画が多数製作されました。テレビや映画の中で華麗なダンスを見せる出演者らに触発された若者たちが、街角の路上(ストリート)で自己表現のひとつの形としてダンスを踊るようになったのが、いわゆるストリートダンスの源流であるといわれています。
誤解のないよう指摘しておきますが、「ストリートダンス」という名のダンスがあるわけではありません。スタイルによって、ブレイキング、ポップ、ロック、ハウス、ジャズといったダンスがあって、ストリートダンスはその総称なのです。 

日本でも人気に

日本でストリートダンスが広まったきっかけは、深夜に放送されたアメリカの人気音楽テレビ番組『Soul Train』でした。1980年代後半にMusic Television(MTV)が日本で初めて放送されると、その勢いは一段と強まりました。

それから数年後、TRFがポップミュージック界にセンセーションを巻き起こしました。DJ Kooがリフやストリート色の強いダンスの動きに影響を与え、ダンス界のレジェンドとなったSam、Etsu、Chiharuがそれを踊りました。彼らはヒップホッパーを夢見る世代に刺激を与えました。

1990年代半ばには、特に高層の商業ビルや百貨店のファサードなど、自らの踊りが映る反射ガラスがある場所で、日本の若者が夜の街でポップやロック、トップロックを踊る光景も珍しくなくなったです。

一見すると彼らの踊りは自己陶酔しているだけのものに見えるが、大阪や東京といった大都市圏を中心に注目を集める無数のコンテストやストリートダンスイベントに目を向けると別の側面が見えてきます。

即興に大きく依存するジャンルであることを考えれば矛盾するようだが、ストリートダンスのスクールやスタジオは続々とオープンしています。レコードレーベルとして、TRFや安室奈美恵などダンスに重点を置くアーティストをプロデュースしたエイベックスは、「エイベックス・ダンスマスター」プログラムを2001年に東京で開校し、その後全国に拡大していきました。

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