生活習慣病の危険も!どうする「子供の肥満」?

肥満が良くないのはなぜでしょう?人間の体は、じっとしているだけでもエネルギーを消費しています。これを基礎代謝と言いますが、基礎代謝を超えるカロリーを摂取してしまうと体に脂肪として蓄えられます。1日に最低限必要なカロリーは決まっていますが、これを超える量の食事をとったり、運動をせず消費カロリーが少ない状態が続くと、体には徐々に脂肪が蓄えられ、溜まった脂肪が原因で狭心症や心筋梗塞、糖尿病などの成人病と呼ばれる生活習慣病になる可能性が高まってしまいます。

日常的に食べ過ぎる習慣がつくと体に脂肪が蓄えられやすくなり、運動しない習慣がつくと蓄えた脂肪は消費されづらくなります。子供のうちに一度身についた習慣は、大人になってからは変えることが難しいことです。
肥満は「毎日栄養バランスのとれた食事をとる」「毎日規則的に体を動かす」「早寝早起きの習慣をつける」などの生活習慣を身につけることで防げるので、小さい頃から繰り返し身につけさせましょう。

子供の肥満を防ぐために、、、

子供の肥満が気になっても、無理にダイエットを行うのはやめましょう。体が成長している時期に過剰なダイエットを行ってしまうと、発育が止まってしまったり、体調を崩してしまうことがあるからです。子供が健康に成長しながら、体重コントロールできるやる方を心がけましょう。

食べる時間を規則的に!

食事の時間は朝が7〜8時、昼が12〜13時、夜が19〜20時が標準だと言われています。食事の時間がこの時間からずれてしまうと、お腹がすく時間もずれ、太りやすい「夜10時以降」や「寝る前」に食事をすることも増えてしまいます。食事の時間はできるだけ規則的にしてあげましょう。

食事のバランスを見直す!

肥満の多くは、食事のバランスが乱れていることが原因で起こります。バランスのよい食事をとるために、主食(ごはん、パン、麺)、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、牛乳や乳製品、果物などをバランスよく取りましょう。主菜(肉、魚、卵、大豆製品)が多くなりすぎたり、主食だけ多くなって副菜や主菜がとれていないと、お子さんの成長が妨げられたり、肥満の原因になってしまいます。

食べる量を見直す!

バランスよく食べていても、食事の量が多すぎると肥満の原因になってしまいます。適切な量の目安としてわかりやすいのが、私たちも子どもの頃に食べていた「給食」です。給食は、主食、主菜、副菜がバランスよく揃っていて、ひとりずつお皿に盛り付けられているので、量がわかりやすいのもポイントです。ご家庭で食べる時も大皿で出すのではなく、一人分ずつ取り分けてあげると、お子さんが食べている量もわかりやすく、食べる量を管理しやすくなります。

子どものダイエットは、発育を妨げないために大人と違って少々気を使います。しかし、肥満を防ぐために身につけた習慣は、大人になっても健やかに生活していく助けになるでしょう。

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