はじめに

今年夏の甲子園に初導入される「タイブレーク制度」とはどんなルールなのでしょうか?夏の100回目をむかえる選手権大会でタイブレーク制度でドラマは生まれてくるのでしょうか。既にタイブレーク制度で決着がついているチームもありますね。野球で言うタイブレークは、「タイ(=同点および均衡)をブレーク(=破る)する」意味で使われますね。

甲子園でのタイブレーク制度

今回決定された高校野球のタイブレークは延長12回で試合の決着がつかなかった場合、13回表から走者を1塁と2塁に置いてゲームを始める。無死1・2塁で攻撃側は得点チャンス、守備側は失点のピンチという状況をつくるわけだ。打順はそのままで2塁と1塁の走者には打席に入る打者の前の打順の選手が入る。高校野球では、この状況なら打席に入るのがよほどの好打者でない限り送りバントになりますね。バントが成功すれば1死2・3塁。ヒットが出れば御の字だしスクイズでも点が入る状況で、試合が動く可能性が高いです。延長戦は膠着状態になりがちで、こうして試合を動かすことで決着を早めようと言うことです。

他の理由は

 タイブレーク制導入の理由はまず選手の健康面への配慮。延長が続けば投手はそれだけ多くの球数を投げることになるし、野手だって緊張感を長く持続させなければならないため負担は大きい。早く決着をつけるルールを設けることで、その疲弊を防ごうというわけだ。また、大会をできるだけスケジュール通りに進行させたいという意図もあるります。

甲子園初のタイブレーク

佐久長聖(長野)―旭川大(北北海道)は延長十二回で決着がつかず、夏の甲子園で初のタイブレークが実施されました。
十三回表の佐久長聖は無死一、二塁からバント失敗もあり、無得点。その裏、旭川大は犠打で1死二、三塁としたが後続が倒れ、十四回に入った。

 十四回表、佐久長聖はバント安打で無死満塁とし、二ゴロで1点を勝ち越した。その裏、旭川大の攻撃を無死一、二塁から三ゴロ、二ゴロ併殺打に抑え、5―4で勝った。

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