熱中症対策には水分補給を!と言われていたのもつい最近まで。
最近ではその水分補給の、スポーツドリンクや経口補水液など、ただの水分補給ではなく、これを飲んでください。
と言われるようになりましたね。

同じような括りで言われるスポーツドリンクと経口補水液ですが、この2つに違いはあるのでしょうか。

スポーツドリンクと経口補水液の比較

スポーツドリンク・経口補水液共に、水分・ナトリウム・糖分を含んでいます。

その成分量に違いがあるか、某メーカーのスポーツドリンクと経口補水液を調べたところ、経口補水液の方が糖分が少なく、ナトリウムが多かったです。
経口補水液は糖分が少ないためか、味はあまり美味しくありませんが、塩分を多く含んでいるのでより激しい発汗や重度の脱水に対応することができます。

また、糖分が少ないことにより濃度が体液より薄く、水分がより速く吸収されるという特徴があります。

経口補水液は、言わば「飲む点滴」です。

経口補水液とは、体から失われた体液を経口的に補う飲料のことです。
経口補水液には水・電解質・炭水化物(特にブドウ糖)が一定の割合で含まれています。

用途として、経口補水液は下痢・おう吐・熱中症による脱水症を改善するために使用する飲料で、塩分や糖分が理想的な比率で配合されていることから「飲む点滴」ともいわれています。

脱水症状の予防にも経口補水液を使用しましょう。

脱水症状になったら経口補水液を・・・と思われがちですが、脱水症状や熱中症になる前からでも、経口補水液は効果的です。

スポーツドリンクで十分に水分を補給しても、発汗量に見合った塩分を補給することはできないことが理由にあります。

汗に含まれるナトリウム濃度はおよそ70~200mg(平均115mg)/100mLあり、普段の発汗量が多いアスリートは塩分の排出量が比較的少ないのですが、それでも70mg以上はあります。

それに対し、スポーツドリンクのほとんどはナトリウム濃度が40mg/100mL程度です。排出した水分と同じだけのスポーツドリンクを飲んだとしても、ナトリウムの補給は間に合わないのです。

ニュースでも「命に関わる危険な暑さ」と言われるようになりました。そういった環境下では熱中症になってから経口補水液を飲むというよりも、熱中症予防のためにはじめから経口補水液を飲むようにすることも検討しましょう。

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