ココアは、カカオマスの実の中にある種子であるカカオ豆からできています。まずは、カカオマスの歴史からお話を始めましょう。
カカオはアメリカ大陸に起源があると考えられ、特に南米大陸に古くからたくさん自生していました。そして、大変貴重なものとして扱われてきました。
スペイン征服前の古代マヤやアステカ文明の時代には、現在の中南米周辺で共通のお金として使われていたそうです。
その後、スペイン人からヨーロッパにカカオマスが伝わり、そこでもたちまち貴族たちに気に入られ、口にするようになりました。

・リラックス
カカオにはテオブロミンという物質が含まれています。テオブロミンは、ほぼカカオ豆にしか含まれない物質です。テオブロミンに抗ストレス作用があることがラット実験により確認されています。

チョコレートやココアでホッとするのは、気分だけの問題ではなく、科学的な理由もあるということです。

・便秘解消
ココアには、便秘解消に効果的と言われる『リグニン』という成分が豊富に含まれています。
この「リグニン」は、ポリフェノールが集まってできた食物繊維ですから、ポリフェノールの抗酸化作用と、食物繊維の整腸作用を併せ持った強力な助っ人なのです。

・冷え性改善

さらに、体をあたためる食材として有名なショウガとココアの温度上昇を比較したところ、ショウガは温度上昇するのが早いものの、その後の温度低下が急速であるのに対し、ココアはショウガよりも温度上昇は高くないものの、その後の温度低下がゆるやかであるという結果となりました。


・風邪の予防
ココアにしか無い成分テオブロミン
テオブロミンは、カカオ豆、ココアに含まれるカフェインと似た物質です。
つまり、テオブロミンはカフェインと同じような作用があります。（利尿作用や、体温を上昇させる作用など）その作用の1つに脳内の癒し物質である、セロトニンという物質に働きかけて、リラックスをさせる作用があります。
なので、ココアを飲むとストレス緩和効果が得られ、NK細胞を活性化し免疫力をアップする事ができます。

いかがでしたでしょうか。
ココアには様々な効果があるんですね。
温かくても冷たくても美味しいココア。
是非続けてみませんか。