今年も猛威を振るいそうな「花粉症」

「花粉症」は、花粉が目や鼻の粘膜に入って起こるアレルギー反応で、1964年に日本で初の報告がされて以来、大人から子供までを苦しめています。
原因となる植物はスギやヒノキを含め、数十種類以上あり、植物によって花粉が飛散する時期が違うので、1年通して起こる可能性があります。スギ花粉、イネ科花粉、ブタクサ花粉が三大花粉症と呼ばれ、急激に増えています。誘発の原因には花粉の増加の他、大気汚染や食生活の変化、ストレスなどもあげられています。

主な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血、咳などの喉の痛み、皮膚炎、頭痛、倦怠感、不眠、筋肉痛ほか、様々です。

今年の「花粉」は多いの?少ないの?

2020年春の「花粉」は一部の地域を除いて2019年より少なく、例年よりも少ないと言われています。主な要因として、スギの花粉を飛ばす雄花ができる、2019年の6月の日照時間がほぼ平年並みだったそうです。

また、スギは大量の雄花をつけた翌年は気象条件が同じでも雄花が減少する傾向があり、ヒノキも同様のようです。スギやヒノキの花粉数はこの2つの要因で決まるそうなので、2019年の春は各地で花粉が大量に飛散したために2020年は花粉が減少すると考えられているそうです。

「花粉」対策は万全ですか?

2019年より花粉は減少しそうとは言え、花粉は少ないわけではなく、例年どおりの花粉予防対策が必要です。

例年飛散開始日は2月中旬になる地域が多いそうですが、それ以前に既に花粉症の症状が出て受診される方もいるそうです。これは飛散開始日前にも既に少量の花粉が飛散しているため、敏感な人はそれに反応して症状が出てしまうためです。

症状がいつから始まるかは個人差が大きいので自分が毎年いつ頃から症状が始まるかを把握しておき、その年の花粉の飛散開始日が早いか遅いかを加味して服薬やマスク等の予防を始めることが重要になります。

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