ピーマンの歴史

ピーマンは元といえば唐辛子と言われています。その唐辛子は紀元前8000年前頃に中南米にて生産されていたと言われています。15世紀に大航海時代にコロンブスらによってヨーロッパに持ち込まれ、鑑賞・香辛料として使われるようになりました。その後アメリカで品種改良をされ、辛味が完全に取り除かれた唐辛子はイギリスなどに持ち込まれ「スィートペッパー」と呼ばれます。甘味が強い唐辛子は明治時代の初期にアメリからから日本へ持ち込まれました。当初は通訳して「甘唐辛子」と言われていましたが、フランス語のピメントという唐辛子の意味を持つ単語を転用して「ピーマン」と名付けた事からピーマンという名前で日本では広がり、固有名詞になりました。

ピーマンの効果

ピーマンの栄養価はひじょうに高く、夏場の緑黄色野菜として、大いに活用していただきたい食材です。 緑、赤、黄色の3種類がありますが、緑と赤は同じもので、未熟なものが緑色で、完熟すると赤色に変わります。黄ピーマンは、また別の品種です。 ピーマンが栄養的にすぐれているのは、ビタミンAとCが豊富に含まれていることです。 ビタミンAは100g中150IUとトマトと同等、Cは100g中80mgと、レモンの2倍近い含有量を誇っています。 その他ビタミンは、B1、B2、D、Pを含み、鉄やカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
野菜の不足しがちな夏場は、ピーマンを大いに食べると良いでしょう。
夏バテを防ぎ、疲労回復に効果を発揮します。これはピーマンに含まれるビタミンAやCが、細胞の働きを活性化してくれるからです。夏かぜの予防にも効果があるとか。

おすすめ保存方法と調理方法

①保存方法
保存する際は、1個ずつ新聞紙で包み、ポリ袋に入れて袋の口を軽くとじ、野菜室で保存します。切ったものは種とワタを取り除き、ラップに包んで冷蔵(保存期間はまるごとは3週間、切ったものは3日間程度)

②調理方法
ピーマンの特徴は、ほかの食材のビタミンCより熱に強いことです。
そのため、炒める、揚げるといった加熱料理が向いています。 またピーマンは、β-カロテンやビタミンEも豊富で、これらは油と合わせると吸収力が高まるので、調理するなら油炒めが最適です。 ただし、組み合わせる食材の栄養素が損失しないようにピーマンを千切りにするなどして、火が通りやすい下地処理が必要なようです。

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