落花生の力
おやつやおつまみとしても親しまれていますよね。
バタピーをはじめとしたおつまみやチョコレート菓子、ピーナッツバターなど、日本でもお馴染みの落花生。沖縄の“ジーマーミ豆腐(ピーナッツ豆腐)”や千葉県の“味噌ピー(ピーナッツの味噌炒め)”など地域色の強い料理方法があるほか、北海道・東北・千葉県などの一部地域では節分の豆まきに大豆ではなく落花生をまく地域もあるなど、日本全国で親しまれている食材の1つ。
抗酸化作用
落花生に含まれている栄養で注目すべきは、ビタミンEです。
ビタミンEは、抗酸化作用が強いのでアンチエイジングや若返りの効能がある栄養として知られています。
さらに血行を良くしたり、血中のLDLコレステロールを抑制したりする効能もあるため、動脈硬化の改善や生活習慣病を予防してくれます。
また、ホルモンバランスを整えるので、生殖機能の維持や更年期障害の予防などにも期待ができます。焙煎した落花生は手軽に食べられますので、ビタミンEを摂取するには適した食材です。
生活習慣病予防
脂質が多いピーナッツですが、ピーナッツの脂質にはオリーブオイルなどで知られる一価不飽和脂肪酸(オメガ9/n-9系)のオレイン酸が多く含まれています。オレイン酸は善玉(HDL)コレステロールを減少させることなく、悪玉(LDL)コレステロールを減らす働きがあることが報告されています。また強い抗酸化作用を持つレスベラトロールも悪玉コレステロールや過酸化脂質を抑制する効果が期待されていますし、オレイン酸も不飽和脂肪酸の中で酸化されにくく過酸化脂質を作りにくい性質もあります。このためピーナッツの適量の摂取は高血圧や動脈硬化を始めとした心疾患予防の予防に有効であると考えられています。
そのほかレスベラトロールには肝臓の脂肪分解促進作用が報告されており、脂肪肝予防効果も期待されています。ピーナッツにはアセトアルデヒド分解に関わるナイアシン(ビタミンB3)、肝臓の働きを助けるメチオニンも多く含まれていますから、おつまみにピーナッツを食べることで悪酔いや二日酔いの予防にも繋がると考えられます。お酒をよく飲まれる方の肝臓の負担軽減にも役立ってくれるそうです。
ビオチンがたっぷり
落花生には、ビオチンもたっぷり含まれています。
落花生に含まれているビオチンは、3大栄養素の中でも特に糖質(炭水化物)の代謝に大きく関わる栄養です。
体内で糖質の代謝によって作られる乳酸を再度糖質に変換する働きがあるので、疲労回復や筋肉痛の緩和にも効能があります。
また、ビオチンは皮膚の炎症やかゆみの原因となるヒスタミンの産生を抑える働きがあります。そのため、肌荒れや湿疹の予防に役立ちます。
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