一度はやってみたい!フィッシュセラピー

「フィッシュセラピー」もしくは「ドクターフィッシュ」、一時期ブームになりましたね。最近は、スーパー銭湯や水族館など、いろいろな場所で受けられるようになりました。魚が角質を食べてくれることは知っている方も多いと思いますが、経験してみた方はどれくらいいるのでしょうか?

自分は未経験ですが、一度はやってみたいと思っています。ただ、実はこのフィッシュセラピーにはリスクもあるそうです。

フィッシュセラピーとは

「フィッシュセラピー」は、トルコ共和国発祥のセラピー。
ドイツ・トルコではアトピー等の皮膚病治療に用いられています。ぬるめの湯を張った浴槽に足を入れると、小さな魚が足に寄ってきて角質をついばみ始め、20分もすれば角質がとれて足がつるつるになるというセラピーで、ドイツ・トルコではアトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん)、ニキビなどの皮膚疾患の治療において医療行為としてカリキュラムに導入されているそうです。

フィッシュセラピーの魚「ドクターフィッシュ」は、コイ亜科の魚ガラ・ルファの通称。
水中に人間が手足などを入れると、その表面の古い角質を食べるために集まって来るとされ、古い角質を安全に除去できるため美容に、それらを食べる刺激が神経を活性化するとして、健康に効果が有ると言われています。

成長したときのサイズは約10cmほどで、人に慣れるのでエサをあげようとすると自ら寄ってきてくれます。その愛らしさから、観賞魚として飼育している人も少なくないそうです。

フィッシュセラピーにはリスクも?!

実は、ドクターフィッシュが病気の感染を引き起こすかもしれないという噂があります。
アメリカでは、いくつかの州で衛生上の理由からドクターフィッシュを使用したセラピーが禁止されており、ドクターフィッシュの輸入も禁止されています。足の傷口から感染し、人から人へと感染症が広がる可能性が考えられたようです。また、魚から人へ、水槽の水を媒介して人から人へ、また裸足で踏む床などを介しても感染が広がる可能性もあるといいます。

ただ、アメリカでドクターフィッシュと呼ばれるのはガラ・ルファの類似魚で歯がある種類だと言われています。日本で施術を受ける場合はこの魚は使っていないそうなので、安心してよいそうです。
 
ただし、ドクターフィッシュはかさぶたも剥ぎ取って食べてしまうので、足に怪我をしている方は注意が必要です。小さい範囲ならテープなどで保護できますが、出血していたり怪我が広範囲に渡る場合はやめておいたほうがよいでしょう。

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