バッグにペットボトルの飲料を持ち歩き、こまめに水分補給をしている人の姿をよく目にします。
毎日十分な水分量を摂っている一方で、そのほとんどはジュースなどであり、また肥満度の高い人ほど高カロリー飲料の摂取率が高いこともわかりました。

肥満の人ほど高カロリーの飲料を摂取

肥満度が高い人(BMI値25以上)ほど、カロリーの高いのみものをとりがちで、平日では痩せ型・標準型と比べ、約1.3倍になります。

肥満者がよく飲む飲料は
「缶コーヒー」(46%)、
「アルコール飲料」(40%)、
「炭酸飲料」(30%)など

アメリカの大学でも同様の調査が行われ、カロリー摂取過多は、ジュースなど飲み物から得られるカロリーが大きな部分を占め、液体のカロリーにもっと関心をもつべきとの指摘がありました。

意識するのが課題

べ物でも、よく噛んでゆっくり食べるよりもあまり噛まずに早く食べる方がついつい食べ過ぎて肥満になりがちなのと同様に、すすっと飲んでしまう飲料は、満腹感を感じる前にたくさん摂取しがちになりますから、油断できません。

少し前に「ペットボトル症候群」が問題になったように、清涼飲料水などは想像以上に糖分が多く含まれています。また近年人気のスポーツドリンクなどにも糖分が含まれています。

もちろん激しいスポーツをした後は汗とともにビタミンやミネラルが失われ、また消耗したエネルギーをすばやく補給するために糖分が必要ですが、きちんと含有量をチェックしなければ、自分が思っているよりもカロリーを取ってしまっているかもしれません。肥満の予防・改善を意識している人、がんばっているのに効果があがらないという人は、「何を飲むのか」、もう少し考えて選んでみてはいかがでしょうか。

過剰な水分補給は冷えを招く

最近デトックスブームもあり「水のみ健康法」などがよく取り上げられています。「1日2リットルは飲むこと」が推奨されていたりしますが、涼しくなり汗もかきにくくなってくると、2リットルという水分を飲むのは、難しい人もいると思います。

誰でもいつでも一律に2リットルというのはいかがなものでしょうか。水に限らず、食事の量もその人の体格や労働量などによって違いますし、水分摂取は体質などにも関わってくると思います。

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