実は栄養満点!今年の夏は「ぶどう」が熱い!
今年の夏は「グレープ」で決まり!
栄養満点の万能フルーツ「ぶどう」
夏から秋にかけて収穫される「ぶどう」は、太陽の恵みを受けて栄養価も豊富、夏の暑さで疲れきった体に適度な栄養分を補ってくれる万能フルーツです。種類によっても栄養素が違ってきますが、一般的な紫色のぶどうには、疲れ目や肉体疲労の回復、腸内の環境やむくみの改善、アレルギー抑制、細胞を若返らせるなどの効果が期待できるんです。
疲れ目や疲労回復に!
「ぶどう」にはポリフェノールが豊富で、その一種である苦味や青紫や赤い色素の元であるフラボノイドのアントシアニンやが含まれています。このアントシアニンはブルーベリーなどのベリー系の紫や赤色の濃い果物に多く含まれており、目の網膜にあるロドプシンという細胞の働きを助ける役目をしているので、眼精疲労やかすみ目、ピント調節機能を改善したり、動脈硬化にも効果があるといわれ、血流の改善もしてくれます。
ちなみにポリフェノールは果物の色素や、苦味や渋み成分のことで、外敵や紫外線などから身を守るために合成された化合物のことで、強い抗酸化作用があります。病気の元の活性酸素を除去する働きがあるので、癌・心臓病予防や循環器系の病気、老化防止にも効果があります。
太陽の恵みをいっぱい浴びて栄養を蓄えた「ぶどう」には、その名前にもなっている『ブドウ糖』や、『果糖』という糖類が沢山含まれています。果物に含まれている糖分は砂糖と違って単糖類で、分解せずダイレクトに細胞の栄養源になるので、体への吸収が早く、エネルギーにすぐに変換されます。加えて殆どが水分なので、暑さで疲弊した体には持ってこいなんです。果物の甘いので食べ過ぎない方がいいかもと思う方もいますが、可食部200gあたり120kcalと、そんなに一気に食べなければ大丈夫のようです。
腸内環境やむくみ改善!若返り効果も?
「ぶどう」に含まれるポリフェノールの一種のタンニンは、悪玉菌を減らす働きをして、下痢止めにも効果があります。またカテキンは善玉菌を増やして整腸効果があります。なので急性胃炎など、胃腸が弱っている時の栄養補給としても有効です。さらには有機酸の効果により、ビフィズス菌などの善玉菌を増やしてくれます。
また、カリウムをはじめ銅やマグネシウムなどの、ミネラルも豊富なので、特に妊娠中の方、夏の間に新陳代謝が落ちてむくみがちな方などにはありがたい栄養素が豊富。カリウムには体内の余分な水分を排出してくれる働きがあり、疲れた腎臓や肝臓にも機能回復効果が期待できます。
さらに、ポリフェノールの一種であるレスベラトロールという成分は渋みのもとで、主に皮に含まれていますが、食物アレルギーの発症を抑える効果があることが近年発見されました。長寿遺伝子を活性化するため、長生きできるという夢のような成分らしいです。「ぶどう」に入っているポリフェノールは体に嬉しい働きを沢山してくれますが、この作用によって細胞に受けた色々なダメージを修復、そして活性化してくれるので、ぶどうを食べると若返り効果も期待できるんです!
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