精神の安定

セロリ特有の香りには、約40種類もの香り成分が含まれていて、主な香り成分は、アピイン、テルペン、アビオイル、セネリンなどがあります。
アピインはポリフェノールに分類される成分の一種で、精神の安定や、不眠を解消するなどの効能があります。また、テルぺンにはリラックス効果があります。
そのため、セロリにはイライラする気持ちを鎮めリラックスをさせるなど、ストレス解消に効果があります。
この他、頭痛や生理痛などの痛みを和らげる効能があります。これは香り成分に鎮痛作用もあるためです。セロリの鎮痛作用は二日酔いが原因で起こる頭痛にも効果があります。
セロリの種から抽出した精油は、アロマテラピーにも利用されています。

女性にオススメ

セロリには抗酸化ビタミンであるビタミンC、ビタミンEが含まれるので、活性酸素の発生や酸化力を抑える効果があると言われています。皮膚や血管の老化を防ぎ、肌のハリや潤いを保つ効果や、メラニンの生成を制御してシミを予防する効果があります。
またセロリに含まれるマグネシウムは酵素の働きを活発にしてくれるので、ダイエットにも効果があると言われています。セロリは100gあたり15キロカロリーとカロリーも低いので、ダイエット中の方は食事にセロリを取り入れれば健康的に痩せられます。食物繊維も豊富で、シャキシャキとした食感のセロリは満腹感も得やすいのでダイエットをしたい方にはおススメです。

胃に優しい

セロリには、ビタミンU(キャベジン)が含まれています。
ビタミンUはキャベツから発見された栄養で、レタスなどの野菜にも含まれています。
胃酸の分泌を抑えたり、胃の粘膜を修復するなどの働きがあり、胃もたれを予防する効能や、胃や十二指腸潰瘍の予防にも役立つと期待されています。
また、セロリには食欲があまりない時にも有効です。それは香り成分であるアビオイルに食欲を増進する働きがあるからです。
そして食物繊維も含むので、腸の調子を整えて便秘の改善にも役立ちます。このようにセロリには、胃腸に関わる効能が多くあります。

血流改善

セロリの栄養は、実は茎の部分よりも葉に多く含まれています。セロリの効能や効果をしっかりと得るには、葉も捨てずに食べるといいそうです。
中でも葉にはβ-カロテンが豊富で、その量は茎の2倍もの含有量です。抗酸化作用で活性酸素の働きを抑え、生活習慣病の予防や視力の低下や眼精疲労を防ぐ効能があります。
また、葉の部分にはピラジンと呼ばれる栄養も含まれます。ピラジンは血液をサラサラにする効能があるので、血流を改善しコレステロールの低下や動脈硬化の予防に役立ちます。

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