アセロラとは

アセロラはカリブ海にある西インド諸島が原産で、日本ではおもに沖縄県で生産されています。熟した果実は皮ごと生でも食べられますが、傷みやすいため果実としての流通量は限られています。
実はこのアセロラ、あまり知られていませんが、非常に優れた栄養素を持つ果物のようです。特に、ビタミンCの含有量は素晴らしく、含有量はレモンの約10~30倍以上といわれ、カラダへの効果はバツグンだそうです。

風邪予防に

アセロラには、ビタミンCが非常に豊富に含まれています。
ビタミンCが多く含まれるイメージのあるレモンと比べても、その含有量は10〜30倍となります。ケタ違いのビタミンCですね。
アセロラは熟すとすぐにいたみはじめるため、ブラジルやハワイ、沖縄など産地でしか食べることができません。したがって、アセロラを生で食べる機会は少ないかもしれませんが、果汁10%のアセロラジュースでもレモン果汁の2倍以上のビタミンCが含まれています。ジュースで摂取しても十分なビタミンC効果を得られます。
ビタミンCには、抗酸化作用によるアンチエイジング効果をはじめ、肌荒れや風邪を予防する効能があります。また、ストレス対策や日焼け防止、免疫力を向上する効能などが期待できます。
アセロラに含まれているビタミンCでお肌を美しく保ち、風邪知らずのカラダを手に入れましょう。

貧血予防に

アセロラは、ミネラルの一種である銅も豊富です。
銅は果物にあまり含まれていない栄養素ですが、果物の中でアセロラはトップの銅含有量を誇ります。ドリアンやアボカドよりも多く、果物平均を大きく上回ります。
果汁10%のアセロラジュースでも、一般的な飲料のなかでも含有量はトップクラスになります。
銅は赤血球のヘモグロビンを作るのに関わる栄養素で、貧血を予防する効果があります。また、骨や皮膚、血管壁の健康を維持する働きもあり、コラーゲンの生成にも欠かせない栄養素です。
さらに、銅はさまざまな酵素の成分にもなり、酵素の働きを高める効能、神経伝達物質を生み出す働きなどがあります。

抗酸化作用

アセロラには、カロテノイドの一種のβ-カロテンや電解質の一種であるカリウムも豊富に含まれています。
β-カロテンには強い抗酸化作用があり、がんや動脈硬化などを予防する効果があります。またβ-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変わるため、ビタミンAとして夜盲症の予防や粘膜の健康維持など、さまざまな効能を発揮します。
カリウムはナトリウムと相互に連携して働き、細胞の浸透圧を維持する効果を持ちます。
また余分なナトリウムの排泄を促し、血圧が上がるのを抑える効能や、筋肉の収縮をスムーズにする働きもあります。

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