お鍋には必要な野菜

冬野菜の代表格「白菜」
白菜がスーパーに出回ると鍋をしたくなります。
白菜は比較的淡白な味わいですが、柔らかく煮るととろけるような甘みがとっても美味しいですよね。
他の野菜との相性も良く、鍋、煮物、炒め物、漬物、サラダなどさまざまな料理でも登場します。
今回はそんな白菜の栄養と効果について詳しく見ていきましょう。

白菜の効果

①高血圧やむくみ防止
白菜に含まれている栄養で、まず注目すべきはカリウムです。
高血圧やむくみの主な原因は塩分の摂りすぎ。そんな時に必要なのがカリウム。白菜にはそんなカリウムが含まれています。
カリウムは腎臓の老廃物を排出したり、とりすぎた塩分をカラダの外に排出する働きがあります。そのため、高血圧やむくみ防止に効果的です。
また、カリウムは水に溶ける性質がある栄養素ですので、お鍋はスープまでいただくのがおすすめ。
どうしてもカラダがむくみやすいという方は、カリウム豊富な白菜の芯をスープにして飲むのが良いですね。

②動脈硬化やがんを予防
白菜にはイソチオシアネートと呼ばれるイオウ化合物が含まれています。
白菜に含まれるイソチオシアネートは血栓をできにくくすることで、動脈硬化を防いだり、がんを予防したりします。
また、消化を助ける作用もあるので、胃や腸が弱っているときは消化の良い白菜を食べることはおすすめです。

③白菜の葉には多くのビタミンCも - 美肌や風邪の予防に
白菜にはビタミンCも含まれています。
コラーゲンを作りだすビタミンCは美肌効果が抜群で、シミやそばかすの原因となるメラニンを抑えてくれる働きがあります。
さらに抵抗力をつけてくれ、免疫力アップにも効果的!風邪の予防にも抜群なので、風邪が流行する時期は積極的に取り入れていただきたい食材です。
ビタミンCは白菜の葉の部分に多く含まれているため、ビタミンCの栄養を摂取したい方は、外側の青々とした葉を無駄なく食べることをおすすめします。

④大腸がんの予防に
白菜には食物繊維も含まれます。白菜は水溶性食物繊維、不溶性食物繊維がバランスよく含まれています。
食物繊維は第6の栄養素とも呼ばれ、みなさんご存知のように腸内環境を整える効果が期待できます。腸内の環境が整うことで、便秘や下痢といった腸に伴うカラダの不調が改善されます。
また、便秘が解消できると、発がん性物質が長い間腸に留まることなく排出されるので、大腸がんの予防にも役立ちます。
その他、食物繊維にはコレステロールの吸収を抑える効果、血糖値の急激な上昇を抑える働き、満腹感を得やすいなどの効能があります。

⑤抗酸化作用で老化防止効果
白菜の外側の葉の部分にはβ-カロテンも含まれています。
白菜は淡色野菜に分類されますが、外側の色の濃い葉の部分は緑黄色野菜に近い栄養を含みます。β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれる栄養です。
β-カロテンは人参から発見されたカロテノイドの一種で、強い抗酸化作用を持つため、老化予防、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。
また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換する成分で、様々な栄養素の働きを促進します。ビタミンAに変換したβカロテンは主に、免疫力のアップや皮膚や粘膜の保護、視力を正常に保つ効果などがあります。

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