「ふのり」とは

海藻の「ふのり」は、食用としてだけでなく、昔から接着剤の糊としも使われてきたものです。歴史は古く、京都・奈良まで帝への献上品として用いられていたそうです。現在でもシャンプーの代わりにふのりを煮て溶かしたものを使っている地域もあるほど、意外と身近に息づいているようです。

食用としては、お刺身のつまにしたり、お味噌汁の具として使ったりするほか、そばのつなぎの役割を果たしたりと、多様です。意外と気が付いていないだけで口にしているかもしれません。また、糊としては、お相撲さんの廻しにつけるさがりという部分を糊付けする場面で、現在も使われています。

透き通っていて、温度の変化が大きい海沿いに生息している「ふのり」。わかめなどとは違って、海水が干上がった厳しい環境下でも生き抜く力を持っている「ふのり」は、人間の体に健康をもたらす成分を豊富に含んでいます。

体内の石を取り除く!!

「ふのり」には、毎日食事に取り入れるだけで、体の中にできた胆石を取り除いてくれる効果が期待されていて、食べ続ければ、胆のうポリープにも効果があるといわれています。1日に5gから10gほど摂れるように、お味噌汁に入れたり麺類を食べるときにのせる具材として、入れたりするだけでいいそうです。

胆石が気になる人は、食生活が乱れがちになっていることが多いので、「ふのり」を積極的に食べることで、これまでの食事の内容を見直すきっかけにもなります。

抗酸化作用も!!

「ふのり」のネバっとした舌触りのもとになっているフノランと呼ばれる成分が、抗酸化作用を持っているといわれます。体の酸化を抑えることは生活習慣病や老化の予防に役立ちます。年を重ねれば重ねるほど、抗酸化作用のある食物をとることで体の機能を正常に保ちやすくなります。日々を健康的に過ごすには、有効な食材なんです。

メタボ対策にも!!

メタボリックシンドロームは様々な病気を引き起こすと言われていますが、解消するために大事なのは、食事を見直すことと、積極的に運動をすることといわれています。それに加えて、「ふのり」を食事に取り入れると嬉しい効果があるんです。

前述のフノランには、血中コレステロールを低下させる役割があるため、メタボリックで悩んでいる人に効果的。さらに食物繊維も豊富に含んでいるので、便秘の解消やダイエット効果も見込めます。脂質が多めのメタボリックの人は、ダイエットすることで中性脂肪の値を下げることが期待できるため、この点からも「ふのり」はオススメなんです!

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