クエン酸による小腸からのカルシウム吸収促進作用とそのメカニズムを解明!

サッポロホールディングス(株)は、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)、大妻女子大学 家政学部食物学科とともに、クエン酸による小腸からのカルシウム吸収促進作用とそのメカニズム解明に関する研究を行い、その作用がクエン酸のキレート作用(カルシウム吸収促進作用)であることを明らかにしました。その成果を「日本農芸化学会2017年度大会(2017年3月17日~20日 会場:京都女子大学)」で発表しました。

クエン酸とは

上記でも大手企業がクエン酸とカルシウムについて研究してるくらいなので、クエン酸は体に良いのでしょう。そもそもクエン酸とは?カルシウムは知っているけど、クエン酸を知らない方も多いと思います。
クエン酸とは、柑橘類や梅干しなどの酸味成分です。
運動後やストレスなどで蓄積されていく疲労物質である“乳酸”、
これを炭酸ガスに分解して尿として排出する作用がクエン酸にあります。
他にもクエン酸には血流改善の効果もあると言われています。
上記にも書かれてる様に、クエン酸には、
ミネラルの吸収を促進する“キレート作用”と呼ばれるものあります。
ミネラルは人体が健康・美容を維持するのに非常に重要とされるものであり、現代人が不足しがちとされる栄養素ですね。

カルシウムの吸収を良くするのは

カルシウムは、食品からの吸収率が低い栄養素です。一番吸収率が高い牛乳や乳製品でも、約50%しか人間の体内に吸収されません。続いて小魚が約30%、野菜類が約15%となります。
牛乳や乳製品のカルシウムはどうして吸収率が高いのでしょうか。
それは、カルシウムの吸収を助ける乳糖や、リジン・アルギニンなどのアミノ酸が一緒に含まれているからです。牛乳が消化される過程で生成されるCPP(カゼインホスホペプチド)はカルシウムがリンと結合しないように作用し、カルシウムが吸収されやすい状態に保ってくれます。
つまり、乳製品は豊富なカルシウムと、それを吸収しやすくする成分とをあわせ持つ食品なのです。
乳製品以外でカルシウムを吸収しやすくするには、1つの方法にクエン酸ですね。クエン酸は酢やレモン、りんごなどに含まれます。たとえば、サラダに酢やレモンの入ったドレッシングをかけると、野菜に含まれるカルシウムを効率よく摂取することができます。

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