「糖質制限」がブーム!!でも、間違った制限が危険を招く?!
最近は「糖質制限」がブームですが、間違った糖質制限してませんか?
「糖質」とは、、、
「糖質」と言うと、甘いものと思われがちで、甘いものを避けていれば糖質を制限できるはずだと考えている方も多いようです。しかし「糖質」というのは甘いものだけではなく、炭水化物の中にも含まれています。ご飯やパン類、イモ類をはじめとした、主食になる食べ物が代表的な炭水化物ですが、主に糖質と食物繊維で構成されています。そのため、「糖質」は炭水化物から食物繊維を除いたものと定義できます。
とはいえ、「糖質」は、体の機能維持に重要な存在で、身体の各器官だけだなく、細胞のすべてが「糖質」を分解して作り出したブドウ糖により活動しています。身体は寝ている時も含め24時間機能し続けているため、これが不足した際の影響は計り知れません。しかし、摂りすぎは大きなリスクへと繋がります。必要不可欠な「糖質」の余ったものは、肝臓や筋肉にて貯蔵され、それでもなお蓄え切れない場合には、肥満の原因である中性脂肪へと変わってしまいます。
「糖質制限」ダイエットとは、、、
「糖質制限」は、もともと糖尿病の食事療法として取り入れられていました。人間のエネルギー源となる3大栄養素のたんぱく質、脂質、糖質のうち、糖質の摂取量を減らし、糖質を制限するものです。「糖質制限」の目的は、血糖値やインスリン分泌の動きのコントロールにあります。その理由は高血糖やそれに伴う多量のインスリンという物質が分泌されることで、肥満や糖尿病を引き起こすことになるからです。
「糖質制限」ダイエットは、減量・体質改善を目的としたものであり、メタボリックシンドロームや糖尿病の方に限らず、おなか周りが気になりだした人、スリムになりたい女性、筋肉が減り痩せ衰えたお年寄りまで取り入れることができます。
間違った「糖質制限」は危険!!
しかし、誤ったやり方で「糖質制限」を行う人が多く、逆に危険な状態に陥てしまうことも多いようです。
「糖質制限」ダイエットで、摂取を控えるべき食品は、ごはんやパン、麺類といった炭水化物ですが、炭水化物を控えると食物繊維不足になってしまいます。食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなって腸内環境を整える役割をもっており、規則正しい排泄には欠かせない要素です。そのため、食物繊維が不足すると、腸内の善玉菌が減少して腸内環境が乱れ、悪玉菌の増殖を促してしまいます。その結果、便秘気味になり、肌荒れや体調不良などの症状につながることも考えられます。
他にも、栄養素の偏りが病気のリスクを招きます。糖質不足による脳の機能低下、ケトン体増加による障害、栄養バランスの乱れにより血液がドロドロになったり、ストレスで逆に過食に陥る方もいるそうです。「糖質」だけでなく、食事量を過度に減らしたり、必要な栄養素までカットするなど、間違った「糖質制限」は、こういった健康上のリスクをもたらす危険性があります。正しい知識を身に付けてから行うようにしましょう!
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