「ダイエットをしても、いつもリバウンドしてしまう」という人には、いくつか共通した特徴があるようです。一体、どんな人がリバウンドしやすいのか、その特徴を見ていきましょう。

短期間で急激にやせた

ダイエットの「停滞期」に入ると、挫折してリバウンドしがちです。停滞期は、短期間で急激に減量したときに訪れます。というのも、体には、内部環境を一定の状態に保とうとする「ホメオスタシス(恒常性)」の機能があるので、1か月に5%以上体重を落ちると、「これ以上体重を落とさないようにしよう」と、省エネモードに入ってしまうのです。省エネモードに入った体は、食事からのエネルギーの吸収率が上昇するとともに、消費エネルギーが抑えられます。また、この状態はしばらく続くので、停滞期に食事量を元に戻すと、リバウンドしやすくなります。

リバウンドを何度もくり返す(ヨーヨー現象)

食事制限だけに頼るような無理なダイエットをしていると、ダイエットとリバウンドをくり返してしまいがちです。これを、ヨーヨーに例えて「ヨーヨー現象」と呼びます。

何度もリバウンドをくり返していると、体重は元のままでも、筋肉が落ちて脂肪が増えるので、「基礎代謝」が落ちてしまいます。基礎代謝とは、じっとしているときでも、体温調節や内臓の活動、呼吸など、生命の維持ための消費されるエネルギーのことで、基礎代謝が落ちると、それだけエネルギーが消費されにくくなります。このため、その状況を目の当たりにし、焦って再び食事制限をしてしまうと「ヨーヨー現象」に陥ってしまいます。

間違った食事制限を繰り返すたびに、減らしたいはずの体重だけでなく、筋肉量や基礎代謝が減っていきます。そして、挫折し、またリバウンドするという悪循環に陥りやすいのです。

よく噛まずに食べる

脂肪細胞から分泌される「レプチン」というホルモンには、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激して食欲を抑えたり、交感神経を刺激して脂肪の燃焼を促したりする働きがあります。ただし、レプチンは、食事で取り込んだ栄養が脂肪細胞に吸収されたときに分泌されるので、食事を開始してから20〜30分経たないと分泌されません。このため、よく噛まずに早食いをする人は、レプチンが満腹中枢を刺激する前に食べ過ぎてしまい、太りやすくなってしまうのです。

冷え体質

エネルギーを燃やして、体温の元になる「熱」を生み出しているのは筋肉です。しかし、食事制限だけに頼る無理なダイエットをしていると、エネルギー不足に陥った体が、筋肉も分解してエネルギー源にするため、どんどん筋肉が落ちていきます。すると、体が十分な熱が生み出せなくなるので、冷え性になってしまいます。また、体温が1℃下がると基礎代謝が12%も低下してするといわれています。ダイエット中の冷えを予防するためには、「白湯」を飲む習慣を持つのがおすすめです。

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