波乱続出!グラベルとターマックのミックスステージ!WRCラリー・スペイン 初日~2日目
10月6日、WRC世界ラリー選手権の第11戦である、ラリー・スペインが開幕。
初日、ヒュンダイのミケルセンがトップ!!
初日はグラベル路面がメインとなりますが、この日は快晴にも恵まれ、ドライなコンディション。走行順が早いドライバーにはグラベル掃きを背負い、走行順が遅いドライバーに有利な展開となるため、3人が入れ替わりで首位に立つ激しい首位争いが繰り広げられました。
そんな中で、初日を首位で終えたのはヒュンダイのアンドレアス・ミケルセン。ヒュンダイの加入後初のレースとなりましたが、走行順にも恵まれ、SS3で首位に浮上すると、一度は逆転を許すも、SS5で再度首位を奪い返しました。2位につけたMスポーツのセバスチャン・オジエは先頭走行のため、ルーズなグラベルの影響を最も受けましたが、2番手の好スタート。3位にはシトロエンのクリス・ミーク。スピンによるタイムロスはあったものの、2本のベストタイムをマークして、首位に3.0秒差の3位につけています。
2日目、ヒュンダイにアクシデント続出!トップに立ったのは、、、
路面がグラベルからターマックに変わる2日目、初日を首位で終えたミケルセンがSS12でブロックにヒットし、衝撃でタイヤがもげてリタイアするというアクシデント。しかもこの同じブロックで、ミケルセンと同じヒュンダイのダニ・ソルドもヒットして、ステアリングを破損してリタイアとなりました。
また、ヒュンダイはティエリー・ヌービルもトラブルに見舞われて後退し、これによりMスポーツがマニュファクチャラーズタイトル確定に王手をかけることとなりました。
そんな中、2日目を首位で終えたのは、シトロエンのミーク。最初のステージでベストタイムをマークすると、3番手から一気に首位に浮上しました。ミークはメキシコ以来の優勝になるか最終日は見ものですね。2位以降は激しい争いが行われ、2番手にはオジエ、3番手にはオット・タナクがつけています。
トヨタ、ラトバラが初日リタイアの厳しい展開も、、、
トヨタは初日に、ヤリ-マティ・ラトバラがSS5でマシンの下まわりを強打。潤滑系のメカニカルトラブルにより、最終ステージを前にデイリタイア。そして、2日目以降も再出走せずラリーリタイアとなる厳しい展開。
そんな中、ユホ・ハンニネンが総合8位、エサペッカ・ラッピが総合10位で初日を終えると、2日目、グラベル仕様からターマック仕様へと変更されたヤリスWRCが、スペイン特有のリズミカルな中高速コーナーが続くターマックステージで高いパフォーマンスを発揮し、ハンニネンが総合4位、エサペッカ・ラッピが総合6位に順位を上げ、最終日に望みを残しました。
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