朝、フルーツを食べるメリット

フルーツに含まれる果糖やブドウ糖は「単糖類」と呼ばれ、それ以上消化の必要がない栄養素です。そのため、消化吸収が早く、短時間でエネルギーになるため、朝に摂るのが適しているそうです。
さらに、フルーツに含まれている食物繊維には整腸作用があり、便秘を防いでくれます。またビタミンは皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれるなど、フルーツ自体に、美容面、健康面によい影響を与える栄養素がたっぷりと入っています。
睡眠中、体は休んでいますが脳や臓器は働いており、そのためのエネルギーは血中のブドウ糖が消費されています。
1日の始まりである朝に、睡眠中に消費されたブドウ糖と日中の原動力を補充することが、元気に過ごす元となります。
ブドウ糖はお米、パン、麺類などの穀類、フルーツなどから摂取することができ、不足すると脳へのエネルギーが足りなくなり、集中力の低下やボーっとした状態となってしまいます。
睡眠から目覚めてすぐの朝は、胃腸の働きがまだ鈍い状態です。本調子になるのは、吸収の時間帯である日中。なので、朝食はなるべく胃腸に負担のかからない消化に良いもの、なおかつエネルギーを補給できるものが適しています。
フルーツであればこの点をクリアしています。

太る心配は?

基本的に低カロリー、低脂肪ですので極端に食べ過ぎなければ問題はないそうです。
ただ注意したいのが、フルーツに含まれている糖の中で、最も大きな比率を占めている「果糖」です。砂糖の1.5倍程の甘さがありながらも、血糖値の上昇には直接的には関わっていませんが、果糖の過剰摂取は中性脂肪の蓄積を招いてしまうとされています。
そうしたこともあり、フルーツは「吸収」の時間帯である夜に食べるよりも、朝のほうが効率が良いそうです。
午前中は排泄機関が働く時間、正午~午後8時頃は摂取と消化、午後8時~明け方は吸収の時間、といった具合に人間の体には時間によってリズムがあり、体内時計が働いているそうです。

フルーツは簡単に食べられますし、美味しいですよね。
朝食に少しフルーツを足すだけで更なるエネルギー補給になるのであるなら、
積極的に食べたいですね。

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