少し前の話にはなりますが、NBAの今年のドラフトの指名順位が決まりました。
完全ウェバー制ではないNBAのドラフトは、ドラフト順位によって各チームの動きが大きく変わってきます。
日本のプロ野球のドラフトと少し違うドラフトをご紹介ぞの①

ドラフトシステムは少し難解。

NBAのドラフトはまず、今シーズンプレーオフに出場出来なかった14チームがまず、上位14位までの権利を優先的に得られます。15位~30位は、プレーオフに出場したチームから勝率の悪い順番から指名できます。

昔は完全ウェバー制で、勝率が1番悪いチームが1位指名権を得られていたのですが、ここで問題となったのが、タンクと呼ばれるシーズン中にわざと負けて、ドラフトの順位を上げるという行為でした。
ファンを疎かにする行為を重くみて、ドラフトの制度を変更していき、現行の制度となりました。

14位まで指名できるチーム内で、1位~14位までの指名順位をくじ引きで決めるシステムに変更します。
このくじ引きのシステムが少しややこしい点もあるのですが、1から14まで数字のかかれたボールを機会に入れます。そしてその中から4個のボールをとります。その組み合わせが抽選番号となります。
ロト6とかに似ているシステムですね。
この番号の組合せが1001通りあり、1つを無効にして、1000個のくじを各チームに振り分けるのです。

1000個のくじを均一に配るわけではなく、勝率の悪いチームから多くのくじを貰えるシステムになっているので、一応シーズン順位の一番悪いチームが、1位指名権を貰える確率は高いシステムです。
この制度をロッタリー制度と呼ばれています。

このロッタリ―のお陰で、ドラフト順位を決める日はなかなかおもしろくテレビで中継されたりと、ファンの注目を集めます。
特に大物が控えているドラフトの時は、ファンはドキドキで、現在のNBAナンバーワンプレイヤーのレブロン・ジェームスのドラフトの時は、地元のキャバリアーズが一番勝率が悪く、1位指名の確立は高い状態で見事に1位指名権を得ましたね。シーズン中にキャバリアーズは勝つ気がないだろう。レブロン獲得の為にわざと負けている。タンクだ。なんて声もありましたが、狙い通りの1位指名獲得でしたね。

逆にアジア初のNBAドラフト1位プレイヤーとなった、ヤオ・ミンの時は、ヒューストン・ロケッツが1位指名権を得ましたが、確か一番確率悪く、1位指名権確率かなり低かったと思います。
間違ってたらすいません!!!

既にプレーオフに出れる戦力でありながら、ヤオ・ミン獲得でその後はプレーオフ常連となりましたね。

このようにドラフトの順位決めはなかなかドラマティックであり、上位指名権を獲得出来れば劇的に変化をもたらすこともありますので、なかなか面白いですよ。

最後に

ドラフトシステムのご説明はいかかでしたしょうか?
少し難解ではありますが、理解すると簡単なドラフトシステムですね。

今回はドラフト順位を決めるロッタリ―編でした。
次回は、ドラフト指名権だってトレードの駒に出来ちゃう編です。

関連するまとめ

トレード期限終了!動かなかった大物選手その②

マイクコンリーのトレード成立しませんでした。功労者でもあるコンリーのリスペクト感があった今回の動き。このオフ…

Bリーグ【富山グラウジーズ】

富山グラウジーズは、富山県、そして日本のバスケットボールの発展の一役を担うべく、普及・強化・育成の活動を進め…