全てはロメロの離脱から始まった

オリックスの急落のはじまりはこの試合をきっかけにといっても過言ではない。

4月22日のzozoマリンスタジアムで行われた対千葉ロッテマリーンズ戦。

ここまで4番打者としてチームの好調の原動力となっていたステフェン・ロメロがライトの守備でファウルゾーンまで追いかけた際にフェンスに左膝をぶつけ、自力で起き上がれず、タンカで運び出され負傷退場した。

この故障でロメロは「左膝大腿骨(だいたいこつ)骨挫傷」で、実戦復帰まで4~5週間と診断され、長期の戦線離脱を余儀なくされた。

実はこの試合、筆者も観戦していましたが、4-3で勝利したものの、ロメロの負傷退場は今後の一抹の不安を感じさせるものがあり、勝っても何かと後味悪いものがあった。

その不安がズバリ予想以上に悪い方向へ向かう事となるとは、この時思いもしなかった。

とにかく打線が繋がらない!点が取れない!

主軸を失ったオリックスは、4月好調だった打線が、嘘見たいに繋がらなくなった。

これが5月の凋落の大きな原因である。

ヒットはそれなりに出る。チャンスでとことん打てない!

安打を7,8本放って得点1,2点のみという試合が当たり前。

このような試合が続き、投手陣が踏ん張っても見殺しする試合が続いた。

4月にできてたバントや犠牲フライ、進塁打。手堅いプレーがまるでできず、打線が機能しなくなった。

さらに4月好調の立役者のひとりだった1番宮崎も、5月に入り快音がパタリと止まり、ゴールデンウィークには2軍落ち。攻守の要の安達も、体調不良から2軍落ちと、選手層の薄さが少しずつほころびがでてきたのだった。

踏ん張っていた投手陣にも限界が・・・

そして踏ん張っていた投手陣にも、ゴールデンウィーク明けにはいよいよほころびが出てくる。

5月13日には、先発ローテーションの一角、西勇輝が故障により登録抹消。更に翌14日にも同じく先発ローテーション投手であるフィル・コークも「胸郭出口症候群」と診断され抹消。

一気に先発投手陣2人が抜けてしまった。

そして打線が機能しなくなり、その悪いリズムが投手陣も伝染しふんばりが効かなくなった。

代わって先発登板した投手たちも思うような結果が残せず、リリーフ投手陣もいつの間にか入れ替わりが激しくなり、5/26現在で、最終的に開幕からメンバーに残っているリリーフ投手陣は、ルーキーの黒木と抑えの平野のみ。一気に安定感を欠く投手陣に成り果ててしまった。

挙句にはてには4月月間MVPのエース金子も、5月23日の対楽天戦では8失点の大炎上。

いよいよオリックスファンの中では、絶望という言葉が頭に思い浮かぶようなる。

救世主が現れるまで上昇の兆しが見えない

5月のスタートは楽天と首位争いだったオリックスは、5月26日終了現在で、借金は8に膨れ上がり、いつの間にか5位。

5月の月間成績に至っては3勝18敗の球団月間ワースト記録まで作ってしまった。

これからの巻き返しをするために、必要なものは流れを変える救世主が必要になるだろう。

しかし、故障で抜けたロメロも未だ戦列復帰のメドが立たず。開幕前に大いに期待されたものの、腰の故障で出遅れている吉田正尚は、ウエスタンリーグで1度は実戦復帰を果たすも、再び腰に違和感を感じ、再び実戦できず、こちらも1軍昇格のメドが立っていない。

まさに救世主が現れるまで、我慢どきが続くオリックス。

今できる事は、4月にできた野球を再確認し、原点に立ち返り、基本に忠実に、粘り強く戦っていくしかない!

あとがき

さて筆者は今回、ホーム開幕3連敗に怒りを感じ、厳しい言葉を並べた記事以来、オリックス関連記事を執筆する事にしました。

ちなみにあの時、記事を上げた直後にチームの調子が上向き、4月の快進撃につながっています。

つまり今回の記事も前回の記事のように、ここから上昇するのではないかという期待を込めて、願掛けの意味合いで上げさせて貰いました。

これが再び流れが変わる事を信じ、また明日から応援したいと思います。

がんばれオリックスバファローズ!

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