もともとはJリーグの川崎フロンターレの下部組織に所属していた久保君。当時を知る関係者の話によると10歳くらいのときには常に持っていたスペイン語の辞書がボロボロだったという話です。2011年9月にスペインのバルセロナのカンテラに所属し、エースナンバーを背負うこともあり、将来を期待されていました。しかし、国際サッカー連盟FIFAの規定により、バルセロナで試合に出ることができなくなり、2015年よりFC東京のU-15に加入します。

今年の8月に行われた日本クラブユース選手権に15歳ながら飛び級で出場し、優勝に貢献。さらに5得点で大会の得点王に輝きます。卓越した技術とボディバランスが高く、ドリブルからシュート、パスのすべての技術が桁違いです。この大会での活躍もあってか、トップチームに2種登録の話もあり、現在は森本選手がもつ最年少記録を上回る可能性もあります。

現在中学3年生の久保君は4年後のオリンピックの頃には19歳になっています。ケガなく順調に成長して、日本を背負って立つ存在になってほしいです。オリンピックだけでなく、2年後のロシアワールドカップに出場という希望も広がってきます。そのころで17歳。可能性もあるのではないでしょうか。