J1第14節は川崎フロンターレとの「神奈川ダービー」。ACLでベスト8に勝ち上がり、リーグ戦も3連勝中と好調の川崎を、ホームの日産スタジアムに迎えました。試合はマリノスが粘り強い守備で川崎にゴールを許さず、マルティノスのアシストからウーゴ・ヴィエイラの先制点と怪我から復帰した富樫敬真のダメ押しゴールが生まれ、2-0と快勝しました！！

好調の川崎に対し、我らが横浜マリノスもここ3試合で2勝1分けと調子を上げています。前節2ゴールとウーゴ・ヴィエイラが当たってきたことと、斎藤学の復帰はマリノスにとって好材料。

試合は立ち上がりから川崎がボールポゼッションで上回りますが、これは予想通りといったところですね。川崎は分厚い攻撃を見せますが、マリノスは堅い守備で決定的なチャンスを作らせません。そして攻撃では、齋藤学とマルティノスの両翼を起点にカウンターでチャンスをうかがいます。しかし、両チームとも得点までには至らず、スコアレスで前半を終えました。

後半に入り、徐々にマリノスの攻撃から得点の雰囲気が、、、。立て続けにシュートが飛び出すと、53分、マリノスは天野純からのクロスを左サイドを駆け上がったマルティノスがダイレクトで中央に折り返し、これをウーゴ・ヴィエイラが左足で合わせてゴール！！ヴィエイラの今季5点目が貴重な先制点となりました！！

しかし、相手はACLベスト8の川崎。気を抜いたら、一気にやられます。横浜は集中した守備で対応していましたが、80分、川崎は左サイドのクロスから阿部がゴールへ押し込みました。この時間での失点は痛すぎると思われましたが、これはオフサイド判定となり、、、ホント助かりました～。

あの時間帯で同点とされていたら、試合の流れは分からなかったことでしょう。むしろ川崎ペースとなったかも、、、。

しかし、横浜は84分、GK飯倉大樹のゴールキックからカウンター！！これに反応したのは両翼を担う斎藤学とマルティノス！二人のカウンターは脅威でしょう。川崎はこの二人に気を取られたのか、右サイドを上がる男に気づいていませんでしたね。ボールはマルティノスから、右サイドでフリーになった途中出場の富樫敬真のもとへ！これには川崎のGKも飛び出して対応しますが、先にボールに触れた敬真が技ありループ！ボールはゴールに吸い込まれました！

左太腿裏肉離れで長期離脱していた敬真がうれしい復活弾！途中出場した直後のファーストタッチで勝負を決定づけるダメ押しゴールを決めてくれました！おかえり、敬真！！

そしてマリノスは最後まで中澤佑二やミロシュ・デゲネクを中心としたディフェンダー陣の頑張りで得点を許さず、2-0で川崎に勝利！勝点を23に伸ばして7位に浮上しました！