みなさんはサッカーの移籍金をご存知でしょうか。
よくスポーツニュースなどで、移籍金何億で合意など聞いたことがあるかと思います。
この移籍金はどのように使われるのでしょうか。
今回はそんなサッカーの移籍金について少しですが紹介したいと思います。

移籍金

通常、サッカー選手が別のクラブに移籍する際、契約が結ばれます。
この契約は、選手が一定の期間クラブでプレーし、その代わりに年俸を受け取るというものです。
テレビなどで「〇〇選手が◯年契約で新しいクラブに移籍し、年俸は◯円と予測されています。」という情報を聞いたことがあると思います。
ただし、この契約を途中で破る場合、移籍金が発生することがあります。
選手が契約期間を守らずに他のクラブに移籍する場合、前のクラブに一定の金額を支払うことを意味します。

移籍金のお金の流れはどうなっている?
前述した通り、移籍金は通常「移籍先のクラブが移籍元のクラブに支払う金額」です。
選手自身がこの移籍金を支払ったり受け取ったりすることは一般的にはありません。
選手はこの取引には直接関与せず、選手=商品としての移籍金のやり取りに関与しない点を理解しておきましょう。

金額

選手の移籍金の金額は、契約しているクラブが自由に設定できることになっています。
以下の要素が移籍金の設定に影響を与えることが一般的です。

・選手の能力
・過去の実績と成績
・選手の若さ(年齢)
・契約の残り年数
・選手の人気

人気選手はユニフォーム販売などからクラブに多くの利益をもたらすことがあり、プレーの成績だけでなく、他の要因も金額に大きく影響します。
移籍金は、国際サッカー連盟(FIFA)が基本原則を規定しており、各国のサッカー協会が詳細なルールを設けています。

連帯貢献金

連帯貢献金とは、FIFA(国際サッカー連盟)が設けた国際的な規則で、若い選手の移籍に関連するものです。
具体的には、12〜23歳までの選手が所属していたクラブが、その選手が国外のクラブに移籍した場合、その移籍金の一部を請求できる権利を持つことを指します。
このルールの目的は、若手選手を育てたクラブが、その選手が成長して他のクラブに移籍する際に報酬を受け取ることができるようにすることです。
選手を育成したクラブは経済的な支援を受けることができ、次世代選手の育成やインフラ整備などに役立てることができます。
また、資金力のあるクラブが若手選手を一方的に引き抜くことから若手選手を守る側面もあります。
連帯貢献金の発生条件とは?
連帯貢献金の発生条件は、以下の2つです。
・移籍金が発生する移籍であること
・移籍が国外のクラブへ行われた場合であること
選手の移籍が0円で行われる場合や、同じ国内リーグ内での移籍の際には連帯貢献金は発生しません。
しかし、国外クラブへの移籍が発生した場合、移籍金が支払われると、連帯貢献金の対象となります。
連帯貢献金の金額は?
連帯貢献金は最大、移籍金額の5%となっており、選手が12歳〜23歳までの期間、所属した年齢に基づいて分配されます。

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