お酒が体に及ぼす影響

飲酒は、適度な量であれば健康に害はないと言われていますが、過剰摂取や筋トレで体作りをしている人にとっては、注意が必要です。飲酒をすることにより、体が受ける影響は次のものが代表的です。

【睡眠が浅くなりやすい】
筋トレや軽い運動をすることで、本来なら質の良い睡眠を取りやすくなります。しかし、飲酒によって睡眠が浅くなり、トレーニングの疲れがきちんと取れずに次の日を迎えてしまう可能性が高くなるとも言われています。

【体脂肪がつきやすくなる】
筋トレをしていない人はもちろん、お酒の糖質により、人間の体には体脂肪がつきやすくなります。日本酒やビールは特に糖質を多く含んでいるため、好んで飲む人は注意が必要です。

【筋肉の増量が抑制される可能性】
私たちの体にある「テストステロン」というホルモンは、飲酒の影響で減少すると言われています。このホルモンが筋トレには実は重要な働きをしているのです。

お酒が筋肉に影響を与えるのはなぜか

具体的に筋トレにとってどんな悪影響があるのか、詳しく説明します。

睡眠の質低下・体脂肪の増加、そして筋トレを行っている人の1番の大敵は「テストステロンの減少」と言われています。テストステロンとは、男性ホルモンの1種です。ですが、男性特有のものではなく、女性の体でも分泌されています。(男性よりは少なく、男性の5〜10%程度)男女ともに筋トレの効果が正しく発揮されるためには、このテストステロンが必要不可欠です。

しかし、飲酒をすることでテストステロンは減少すると言われており、結果的に筋肉な成長を阻害することに繋がる可能性があるとされています。

筋肉が育つには、1度筋繊維が傷つき、修復する過程で筋肉の成長が行われると言われています。この筋肉修復のために必要な「タンパク質」も、飲酒によってアルコール分解に使われてしまい、上手く回復することが難しくなってしまうとも言われています。

さらに、テストステロンは20代をピークに、加齢とともに減少するとも言われています。30代以降でトレーニングを行っている方は、特にお酒との付き合い方を意識する必要があるでしょう。

お酒とうまく付き合いましょう

とはいえ、上手く筋トレと飲酒のバランスをコントロールすれば、お酒を飲んではいけないということはありません。以下のことに気を付けてみましょう。

【揚げ物を摂らないようにする】
お酒の席では、唐揚げや串揚げなどの揚げ物がお供になりがちです。筋トレを効果的に行いたいと思っている方は、おつまみや食事を選ぶ際、揚げ物はなるべく避けましょう。

その代わりに、栄養素の豊富な食品や低カロリーなメニューを選んでみて下さい。

【飲むお酒の種類を意識する】
日本酒・ビールは糖質が高いとお話ししました。またアルコール度数が高いお酒も筋トレの大敵です。アルコール度数が高いと、これも同じようにテストステロンが減少すると言われているのです。

しかし、現在は糖質カットやアルコール度数の低いお酒も増えています。どうしてもお酒を飲む場面では、そのような種類を選びましょう。

【飲酒のタイミングに配慮する】
トレーニング中にお酒を飲むことはなくとも、トレーニング前・トレーニング後に飲んでしまうというのは意外とある事例です。筋トレ前の飲酒は怪我のもとであり、そもそも飲酒をしていない状態に比べると良いトレーニングが出来る人は少ないとも思います。

よくあるNG例は、筋トレを頑張ったご褒美として、トレーニング後に飲酒してしまうパターン。しかし、トレーニング後の体は、タンパク質などと同様にアルコールの吸収力も高くなっています。

結果、血中アルコール濃度の上昇が速くなり、悪酔いの原因となると言われているので、おすすめしません。

せっかくの筋トレ効果を無駄にしないためにも、飲酒の日と筋トレの日は分けてスケジュールを組むと良いでしょう。

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