3月にいよいよWBCが開幕します。
WBCの開幕が近づくと必ず、WBC球問題があがりますね。
日本のプロ野球とメジャーリーグのボールで多少違いが出ると思いますが、WBC球でも大きな違いがあるのでしょうか。
今回はそんなWBC球について、少しですが紹介したいと思います。

WBC球

野球世界一を決める国別対抗戦であるWBCは中立的な大会に思われがちですが、実際にはMLBが主催しているので、その事情からボールもMLBのものと同じものが使われています。

むしろ国際組織である世界野球ソフトボール連盟の公認球は、日本のメーカーであるミズノが配給しており、そのボールはプロ野球の統一球と同じものになっています。
2015年に開催されたプレミア12では主催が世界野球ソフトボール連盟なので、そこで使われたボールもプロ野球の統一球でした。

そのため国際大会でもWBCの時だけボールの違いが話題になってしまうという事情がありますね。

日本のボールとの違い

それぞれのボールについて詳しくは後ほど解説していくが、二つのボールの違いについて簡単に比較したのがこちら。


■日本 
サイズ 約22.9cm
重さ  約141.7g 
縫い目 低い
■メジャー 
サイズ 約23.5cm     
重さ 約148.8g
縫い目 高い

まず目につくのがサイズの違いですが、実は公認野球規則ではサイズと重さは一定の幅が設けられています。その規則では、大きさは円周22.9cm〜23.5cm、重さは141.7g〜148.8gに収まれば良い。

日本では規定数値の下限をもとに作られるのに対して、メジャーでは数値の上限で製造されているので、メジャーのボールの方が大きくなっています。
縫い目に関しても、プロ野球のほうが若干低く、また小さくなっているので、それが原因で変化球の曲がり方も変わってきます。

また日本のボールは表面の革がしっとりとしているのに対して、メジャーの革はツルツルしていて滑りやすいという違いがあり、これがすっぽ抜けを生みやすくしていると言われています。

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