カタールW杯本番が近づいてきています。
かなりハードなグループに入ってしまった日本。
初戦はドイツです。
日本でも名を知られている選手が多いですが、その中でも注目してほしいのがムシアラ選手です。

2020年6月バイエルン・ミュンヘンのサッカー部門のリザーブチームである、バイエルン・ミュンヘンIIでプロデビュー。
その後すぐにトップチームへ招集され、17歳205日でブンデスリーガの最初のゴールを決め、ロケ・サンタ・クルスが保持していた18歳12日の記録を破りバイエルン・ミュンヘンの最年少記録。

そのまま驚異的な成長スピードをみせ、今シーズンはワールドカップ中断前までの公式戦22試合12ゴール10アシストを記録。
リーグではチームトップの9ゴールを記録して、得点ランキング4位と、首位を走るチームのエースとして大活躍しています。

今大会注目のムシアラですが、ユース時代はイングランド代表として国際大会に出場していました。

これはナイジェリアの父とドイツの母との間で生まれ、幼き頃にイギリスに住んでいたからです。このため、ユースレベルではイングランドとドイツ両方の代表を経験しています。

U-15・16・17とイングランド代表に招集されており、2020年11月、UEFA U-21欧州選手権の予選で、初めてU-21イングランド代表に招集され、アルバニア戦（モリニュー・スタジアム）でU-21初ゴールを決めています。

これほどの逸材の為、フル代表での活躍を期待されていましたが、本人がドイツ代表を選択し、2021年のUEFA EURO 2020に臨む代表メンバーに選出され今の活躍となります。

若きスターの登場というのは常に期待されます。
思い返せば、前回ロシア大会で活躍して一躍スターダムに躍り出たのが、当時19歳のフランス代表のムバッペでした。

今回ドイツが前回大会のフランスのように優勝やそれに近い成績を残し、ムシアラが大活躍をすれば、このカタールワールドカップはムシアラの大会と呼ばれることになるかもわかりません。