歴史

柔道の歴史は、12世紀以降に日本の武家社会で発展した「柔術」にさかのぼる。武芸十八般と言われた武士の合戦時の技芸である武芸が成立し、戦国時代が終わって江戸時代にその中から武術の一つとして柔術が発展した。武士同士が戦場で相手を組み伏せ、トドメを刺す武術が「組討」とされ、そこから総合的な剣術体系のなかで徒手空拳の柔術が生まれたそうです。
そして明治時代に、嘉納治五郎(かのう・じごろう)が柔術の様々な流派を研究し、それぞれの良い部分を取り入れ、さらに自らの創意・工夫を加えて創始した文武の道が「柔道」である。「柔道」とは、嘉納治五郎流・講道館流の柔術技法を元にした理念を指すことが一般化しています。

柔道強豪国

柔道の強豪国と言えばまず、日本があげられる。オリンピックではこれまで39個の金メダルを含む、84個のメダルを獲得してきた。まさに”お家芸”と呼ぶにふさわしい競技といえます。
日本以外では、フランス、ロシア、オランダ、イタリアなどのヨーロッパ勢、韓国、中国、モンゴルなどのアジア勢が力を付けている。キューバ、ブラジルなども強豪選手を輩出しています。

国際大会

①世界柔道選手権大会
国際柔道連盟(IJF)が主催する大会で、現在は夏季オリンピック開催年を除き毎年行われている。第1回大会は1956年。男女とも階級別で実施される。大会の権威は五輪などと同格で、現在でもIJFワールド柔道ツアーで最高峰に位置付けられている。

②IJFワールド柔道ツアー
IJFが2009年1月から施行する柔道国際大会。以前はIJFグランプリシリーズと呼ばれていた。上記の世界選手権のほか、ワールドマスターズ(世界ランキング上位16名のみに出場資格が与えられる大会)、グランドスラム(6大会)、グランプリ(10大会前後)の各大会で構成される。出場選手には各大会の成績に応じてポイントが与えられ、世界ランキングに反映される。なお、オリンピックはポイント対象大会だが、IJF主催大会ではないため、ワールドツアーには含まないそうです。

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