乱立するボクシング団体で、日本のプロボクシングを統括している団体はJBCが認めているのが、WBA、WBC、IBF、WBO。

これらの団体の名称は、聞いた事があると思います。なぜなら、この4つの団体が最も主要な団体だからです。

ただ、このメジャー4団体の中に素晴らしいボクサーはたくさんいます。

どの団体が1番強いのか

乱立する団体の中で1番はどこになるのか。

まずはWBA。
最も古い団体で、1920年代に前身の全米ボクシング協会(NBA)が設立されている。62年にWBAと発展的改称を遂げ現在に至る。
日本ではフライ級の大場政夫、V13王者・具志堅用高らがWBAの王座に君臨した。

次にWBC。
WBCはもともとはWBAの一諮問機関で、中南米や欧州を管轄していたが63年に独立。
当初はWBAと足並みをそろえていたが、徐々に独自の世界王者を認定するに至った。
日本は70年代に入ってからWBCを認可し、ガッツ石松、浜田剛史、辰吉丈一郎らが王座を獲得している。
現在、4団体のなかではWBCが最大勢力を誇る。

IBFは米国を中心に83年に、WBOはカリブの国々を中心に88年、いずれもWBAから分裂するかたちで独立した。

日本未認可のこの後発2団体、特にWBOは勢力の拡大に苦労したが、90年代にオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)やナジーム・ハメド(イギリス)らを擁して認知度を上げることに成功した。

WBC世界バンタム級V10王者だった長谷川穂積を4回TKOに下したフェルナンド・モンティエル(メキシコ)は、このWBOでフライ級、S・フライ級、バンタム級の3階級制覇を成し遂げている。
王者同士の統一戦は各団体の名誉と威信をかけた戦いでもあるのだ。

どの団体が一番強いのか。
これに関しては「正答はない」というしかない。
まずは自分の目でチェックするのが1番ではないでしょうか。

まとめ

ボクシング団体の種類が増えた分、選手にとっては世界チャンピオンになりやすい時代になったかもしれませんが、ファンにとってはわかりにくくて世界チャンピオンが複数存在する状況は歓迎されません。

団体の枠を超えて、真の最強チャンピオンが誕生することを期待します。

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