12度目の防衛成功!!

王者山中慎介(34=帝拳)が偉業に王手をかけた。同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)から計5度のダウンを奪った末に7回57秒TKOで下し、12度目の防衛に成功。類いまれな伝達能力が生む「神の左」の力を見せつけた。世界戦のKO数は日本歴代2位の9回になった。秋ごろの次戦で具志堅用高が持つ、日本の世界王者の連続防衛記録「13」に挑む。

次戦はいよいよ大一番を迎える。36年以上破られていない、具志堅用高が持つ日本の世界王者の連続防衛記録「13」。「次への気持ちがすぐにわいてきましたね」。走るパンチを携える希代のサウスポーは、まだ先へと走る。

山中慎介とは!?

山中 慎介(やまなか しんすけ、1982年10月11日 - )は、日本のプロボクサー。滋賀県湖南市(旧甲賀郡甲西町)出身。第65代日本バンタム級王者。第29代WBC世界バンタム級王者。 南京都高校、専修大学商学部卒。帝拳ボクシングジム所属

山中慎介の特質

野球に打ち込んだ中2の時、「特別鍛えていないのに」遠投で95メートルを記録した。高校生のドラフト候補で100メートルを超えれば有望の世界で、中2での強肩は際立つ。「野球も足から上体にパワーをもらう。自分はその能力にたけている。だから倒せるんです」。およそ20年前から確信はあった。そして、その最大限の力を発揮する左拳は「神」と呼ばれるようになった。
大半の選手はパンチを打つ際に、踏み込んで地面からの反発で得た力を、手に伝えきれていないと説く。「普通の選手は8割も出せていない。自分は10割近くは出せている」。筋力で見れば飛び抜けた数字は出ない。ただ、それを発揮する才は誰よりも自負があると山中自身は語る。


気になる次戦の相手は?

帝拳ジムの本田会長は、連続防衛の日本記録がかかる山中の秋頃の次戦について「良い相手とやらないと」と、強豪こそが相手にふさわしいとの見解を示した。名前を挙げたのは同級2位のルイス・ネリー。22戦22勝(16KO)のメキシコ人は、豪打を軸に好戦的なファイトスタイルで人気を博す。同会長は他団体王者との王座統一戦の可能性を否定した上で、「ネリーが指名試合になると思う。大変な試合になるので、何でも(誰でも)いいというわけにはいかない。秋頃になる」と述べた。

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