夏バテの原因

「夏バテ」の原因として挙げられる一つとして、気候があります。日本は、温度が高いだけでなく湿度も高いため、体が汗をうまく蒸発させにくいため、熱が内側にこもってしまいます。これで体温調節ができなくなると体調不良につながります。さらに、暑さが引き起こす睡眠不足や、栄養不足までもが重なることで「夏バテ」につながってしまいます。

もう一つの原因として、エアコンが挙げられます。人の体は、暑くなれば汗をかくことで体温を下げ、寒くなれば血管の収縮で体温を逃さないようにするなど、体温調節を行っています。ただ、エアコンが効きすぎることで温度が下がったり、外との極端な温度差ができたりすると自律神経が乱れてしまうため、体温調整機能がうまく働かなくなってしまうのです。そのため、血行が悪くなり、「夏バテ」にもつながりやすくなります。

最後に、食欲不振による栄養不足が大きな原因としてあげられます。夏は汗をよくかくのでビタミンやミネラルが不足しがちになるので、食事から意識して摂取しないといけません。他にも、ジュースなどの清涼飲料水の飲み過ぎによる“糖分の過剰摂取”もビタミン不足につながるので、夏バテの原因の一つだと言われています。

夏バテ予防に有酸素運動をしよう!

夏バテのおもな原因は、気温の高い屋外と冷房の効いた室内の寒暖差によって、自律神経のバランスが崩れてしまうので、自律神経を整えるために軽い運動が効果的です。

自律神経のバランスを整えることができる運動には有酸素運動がおすすめで、主な有酸素運動として、ジョギング・ウォーキング・サイクリング・水泳・ストレッチ・ヨガ・ラジオ体操などが挙げられます。

夏の運動は、無理のない範囲で取り組むことが大切です。いきなり高い目標を設定せず、まずは自分にできそうな軽い運動から始めることをおすすめします。

夏に運動をする際の注意点!

夏は汗をたくさんかくので、運動中に熱中症や脱水症状を引き起こしやすくなります。運動するときには必ず水分を用意し、喉が渇いたと感じる前にこまめに水分補給をするようにしてください。運動中の水分補給は水ではなく、塩分(ナトリウム)も摂取できるスポーツドリンクがおすすめ。

また、暑い夏は運動する際の服装にも注意が必要です。できるだけ軽装で、通気性、吸水性、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。帽子を被り直射日光を避けるのも効果的です。


さらに、気温の高い日中に屋外で運動するのは、熱中症のリスクが高まります。屋外で運動する場合は、比較的気温の低い朝や夕方にしましょう。

長時間続けるのではなく、適度に休憩を入れながら自分のペースで取り組みましょう。また、体調が優れないときや疲れがたまっているときは無理をしないようにしてください。

外が暑いのであれば、室内で運動もよいですね。ストレッチやヨガ、ラジオ体操などは室内でもできるおすすめの運動です。

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